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夏目漱石の妻 (3)「やっかいな客」

(2016日)

明治38年(1905)日露戦争の時期、「吾輩は猫である」を『ホトトギス』に発表。
当たった。続いて「坊ちゃん」「野分」だった。

1907年になり、朝日新聞社が月給200円を提示し、漱石は教職を辞めた。

そこから、不審人物が家を覗きにくるようになった。竹中直人だった。


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養父だった。20年も会ってなかったが、来た。
むろん、金銭目的だった。
が、夏目家が買い戻していたが、念書に一筆入れていた。

そこからが恥も外聞もない緊迫した会話が交わされる。
見事だった。"笑かす""泣かす"演出だった。
実際は、何度も続いたようだ。


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NHKオンデマンド 夏目漱石の妻 (3)「やっかいな客」


次の客が、足尾銅山で鉱夫をしていた青年だった。
漱石のファンで、鉱毒問題を書いてもらいたかった。

夏目は夕方から深夜まで詳しく話を聞いた。

この作品では、この青年が社会主義者であることで警察から逃げていた。
夏目の妻である尾野真千子は、2014年放送の『足尾から来た女』で
被害にあった谷中村の娘で警察のスパイを演じたが、意識してのキャストだったのやもしれません。




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