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太陽の王子 ホルスの大冒険 [映画]

(1968日)

朝ドラ『なつぞら』で中川大志が東洋動画を辞めることになったコケた作品。

高畑勲監督の中央集権体制で作られたそうだ。
実際には高校生以上でないと楽しめない作品だったが、
そういう宣伝をしていず、ガラガラの映画館で子どもが眠っていたそうだ。

東映動画を辞めたのは別の方で高畑は残った。

『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』など、宮崎作品の原型が見えて楽しめた。





----ネタバレ含


ヒロインに市原悦子で違和感があり「なんだかなぁ」という序盤だった。
家政婦の印象がキツすぎた。
昔の市原悦子は清純派だったのかと納得しようとした。
が、それは間違いで、ヒルダが悪魔の妹と分かり、胸に落ちた。

この作品は、岡田斗司夫氏によれば、村が共産社会の理想であり、
皆が協力しあって生活が成り立っているが、
時々、資本主義の悪魔、この作品では利己主義の悪魔が村を襲うという設定だそうだ。

確かに、ヒルダが歌っていた歌詞は、「むかし、むかし、神さまが言いました♪」と歌う。

神が死んだ世界だった。

とはいうものの、ヒルダの悪人ぶりで、
「この作品が子どもにウケる訳ないだろ」と笑いながら見れたので、
後味は悪くない作品でした。








(2019/12/16 0:26)

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