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翔ぶが如く (2ー9) 大久保の決断

(1990日)

明治6年(1873)8月、正式に西郷の遣韓使節が決まった。
が、日程とか具体的なことは9月の岩倉使節団が帰ってきてからの話だったようだ。

反対派は巻き返しを図ろうとする。


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岩倉に接触する伊藤。


一方、西郷邸には来客が殺到していた。
訪韓にあたり、西郷と共に死ぬことを誇りであるとし
随行を願う者たちだった。
それを「人斬り半次郎」こと桐野利秋が捌いていた。

ヨーロッパ各国からの視察から帰国し警察制度を確立すようとする川路利良としては、
不穏な動きは把握しておきたかった。


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川路は江藤新平の書生だった矢崎八郎太を食事に誘う。
矢崎が西郷邸に出入りしていたので、
山城屋の愛人を助けた件は見逃してやり、仕官を約束する。


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江藤は司法卿で参議にもなり、大隈君と呼ぶようになった。
4つ年上で同郷でもあったので、それはそれで大隈もOKだったのでしょう。
江藤はここでは西郷派だった。三条に強く迫る。



一方、大久保は帰国した岩倉から西郷の訪韓を阻止するよう求められる。
その晩に、西郷従道邸を訪れた。

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NHKオンデマンド 翔ぶが如く 第2部第9回 大久保の決断


大久保は、参議となり、大西郷の訪韓を阻止する決意を弟の従道に語った。
それが決裂・下野となることを見越した上でのことだった。

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ジョーカー・ゲーム #10   追跡

(2016日)

D機関を創設した結城中佐のことを調べる英国人がいた。
陸軍幼年学校の明治33年からの名簿5年分を手に入れる。
似た名前から絞った。

最後、スパイを引退に追い込んだ。見事だった。
殺さず抜け殻にする。
ステッキを持った人物が教えてくれたそうだ。

自分のことを調べる奴に先手を打った罠を構築していた。

おすそ分けのスイカが気になっていたが、
陽動だったようだ。



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