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いだてん~東京オリムピック噺~ (12)「太陽がいっぱい」

(2019日)

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マラソンのスタートは13:30だったが、余裕をみて11:00に宿舎を出た。
しかし、電車に乗り損ねた。金栗は病弱の大森監督を置いておくことができず、
背負って会場まで歩いた。


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ギリギリ間に合ったものの、足袋の準備もままならず
最下位でのスタートとなった。


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折り返し地点が過ぎ、金栗は幻覚を見るようになった。
そして、道を間違えてしまう。


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いだてん~東京オリムピック噺~ (12)「太陽がいっぱい」

マラソンは終了した。が、金栗は戻ってこなかった。
仲間は探し回ったが、見つからず、宿舎に帰ったら金栗がいた。

一同は、内心、キレた。
当然、説明を求める。

日射病で倒れ運ばれたとのことだった。

「すみません」「すみません」

平謝りだった。
プレートで「JAPAN」でなく「日本」と固執し、「NIPPON」に落ち着いたが、
彼は、人が善すぎた。
現代日本には、絶滅して存在していない人柄でしょう。



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