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陸軍中野学校 竜三号指令 [映画]

(1966日)

シリーズ第三作。

昭和15年(1940)秋、シナ事変を和平に導くべく内地から送られた使節団が、テロにより殺された。

調査を中野学校卒業生の椎名がすることになった。

使節団の予定を知っていたのは上海の佐々木参謀だったが汪兆銘に近い張宇源に話した。
参謀本部の心ある者は和平を望んでいたが、佐々木は強硬論者だった。

大陸では、蒋介石の重慶政権、昭和15年3月に発足した汪兆銘南京政権、
そして和平を望んでいない延安の毛沢東の共産軍がいる。

張宇源が延安のスパイかと序盤に思わせるが、そう簡単なものではなく、
雇われている女中とコックが関係する。


昭和12年7月の盧溝橋事件から拡大を続け、近衛政権も和平を望んでいなかった。
中野学校が優秀であろうが、どうしようもない中枢で、
そのことに言及せず、現場で命をかけている卒業生には敬意しかありません。










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