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本村凌二 軍人皇帝時代のローマ史~ローマ史講座Ⅹ [講義等]

(2018日)



本村凌二
東京大学名誉教授/文学博士


(1)軍人皇帝の出現と乱立
(2)ローマ建国千年紀の軍人皇帝
(3)捕虜や疫病-悲運の皇帝たち
(4)ガリア帝国とアウレリアヌス
(5)ディオクレティアヌスの改革
(6)ディオクレティアヌスの評価


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10mTV 本村凌二 軍人皇帝時代のローマ史~ローマ史講座Ⅹ


アレクサンデル・セウェルスが235年に殺され軍人皇帝時代が半世紀続く。
僭称帝を含め約70人の皇帝が乱立。次々に殺された。

284年にディオクレティアヌスが皇帝となるが、
テトラルキアという4分割統治を導入し、東西に正帝と副帝を置いた。

が、自分をユーピテルの子として神格化して、礼拝に応じないキリスト教徒の強制改宗、聖職者の逮捕投獄、財産没収を行った。

有能で人望もあったので20年の在位で引退後はキャベツを作って無事に過ごし畳の上で死ねたのでしょう。キリスト教徒なぞ恐れる必要はなかった。


分割統治を始めた以上、自分の引退後は求心力は無くなるので、
帝国の維持に貢献したのと同時に分裂崩壊のスイッチを押したのやもしれません。






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