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柿埜真吾 本当によくわかる経済学史 5-8 [講義等]

(2022日)


柿埜真吾
経済学者/思想史家


※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


(5)古典派を批判した異端者たち
(6)労働価値説から限界革命へ
(7)新古典派経済学とは何か
(8)1929年世界大恐慌の真実


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10mTV 柿埜真吾 本当によくわかる経済学史


古典派に対して異議を唱えた1つのグループに「ドイツ歴史学派」があり、
リストの流れを汲み保護主義を唱える。「普遍的な経済法則はない」との考えだが、
保護主義を採用すると失敗する。台湾・韓国で日本も基本的に行わないで発展した。

空想的社会主義者はエキセントリックな主張をし受け入れられなかったが、
マルクス主義は資本主義のダメなところを強調するやり方で猛威を振るう。

古典派とマルクスは「労働価値説」の考えだったのに対し、
1870年代の「限界革命」で「限界的な効用」と「総効用」を区別して労働価値説を克服する。
そして経済全体のつながり、いろいろなものの需給決定を扱う数学的な分析が進んだ「一般均衡理論」が誕生する。

貨幣数量理論では、長期で物価は貨幣量で決まるが、短期では貨幣の変動で景気を変化させるという。
大恐慌もFRBが金融緩和をすべきだったが、金利の引き上げと貨幣量を大幅に減らす政策を採ったことで株価大暴落になったという。






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