デルス・ウザーラ：諸事、考え方、気分の整理・転換：SSブログ

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デルス・ウザーラ　[映画] [編集]

黒澤明監督の、1975年の作品。1902～10年のロシア極東の沿海州地方を
舞台に、探検隊と地元の猟師デルスとの交流の記録。

はじめの10分ほどは、ダルい映画かなと期待していませんでしたが、
これが黒沢なのかと、画面に見入りはじめました。
家族を失った先住民デルスが山で独り暮らしを続けており、
ロシアの探検隊と出会って、ガイドをする。
彼の観察眼や振る舞いには、皆が驚き、敬愛の念を抱く。

ソ連時代の困難な中、撮影されたもので、
ロシア人の純朴な気質と先住民との交流の記録を丁寧に映像にされた作品は、
1975年のアカデミー賞（外国語映画賞）の受賞が時の運によりなかったとしても、
不動の作品ではないでしょうか。