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浜崎洋介 小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える 4-7 (全7話) [講義等]

(2023日)


浜崎洋介
文芸批評家/日本大学芸術学部非常勤講師


(4)純粋戦中世代の葛藤―吉本隆明の「起点」
(5)吉本隆明の思想――大衆の原像と対幻想
(6)小林・吉本以降の批評:江藤淳と柄谷行人
(7)改めて問われる、日本人の「自然」


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10mtv 浜崎洋介 小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える


純粋戦中世代とは大正末期から昭和元年頃誕生し、10代を戦争で自分も死ぬんだと死を自覚してきた世代のことを言うようだ。
吉本もその世代だったが、友人を多く亡くすも理系であることで助かり、敗戦により価値観が崩壊し、自分の孤独に茫然とする。

吉本、江藤淳、柄谷光人と、エッセンスを集中的に学ぶ。
昔、『占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間』を書いた江藤に畏怖を感じた位でしたが、この全7話の講義から系譜を知ることができ大変有意義でした。



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大河ドラマ 黄金の日日 第2話 岐路

(1978日)


今井宗久が助左衛門、善住坊、五右衛門の3人を連れて芥川城に行き、
信長に名器を献上する。
城山三郎の小説では、ここは助左衛門だけで行き、あっさりと喜んでもらう。
が、市川森一脚本では3人での大変な道中、しまの家、相撲など追加されている。

416ページの1冊では大河51回とならないのでしょう。
面白かったですね。


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父の死を知った助左衛門と母

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高山右近、小西行長

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織田信長

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木下藤吉郎

NHKオンデマンド 黄金の日日















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くまのプーさん ちいさなぼうけん/ショートアニメ|プーさんの子守歌 [短編]


プーさん、子守歌を歌いました。
強権的でなく、上手いですね。



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浜崎洋介 小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える 1-3 (全7話) [講義等]

(2023日)


浜崎洋介
文芸批評家/日本大学芸術学部非常勤講師


(1)「断絶」を乗り越えるという主題
(2)なぜ「批評」は昭和初期に登場するのか
(3)小林秀雄の批評


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10mtv 浜崎洋介 小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える


近代となり政治家や学者は西洋を輸入するが忙しく、
文学者は近代思想を身に引き受け、日本語のリアリティーの中に定着させていかなければならなかった。

二葉亭四迷が口語で小説を書いたのが明治で、小林は戦前の昭和、吉本は戦後だという。小林が大正教養主義を吸収し東大仏文を経、昭和4年に「様々な意匠」という論文でデビュー。宮本顕治が1位で次席だった。まさに「様々な意匠」が蔓延る時代だった。
そこで小林は「直観」を重視した。それが伝統だった。
が、日本主義や東亜共同体論といった積極的にイデオロギー化されたものには徹底的に批判したという。



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【やけくそ】トロッコ問題 [短編]



他の可能性を考えることは大切なことです。



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どうする家康 (36)於愛日記

(2023日)


本多忠勝の娘を家康の養女とし真田との縁談が進められる。
家康が探していた武田の忍だった女を鳥居元忠が匿っており問題となったが、
秀忠・忠吉の母於愛が上手く話しをまとめる。
が、間もなく他界。
秀忠は第2代将軍、忠吉は井伊直政の娘婿で関ケ原で先陣となり活躍するも1607年に病没する。


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NHKオンデマンド どうする家康







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ザ・ランドロマット パナマ流出文書 [映画]

(2019米)


2015年に問題となったパナマ文書事件をソダーバーグ監督がコメディーとする。
とはいうものの、お金に関する会話の理解は難しかったです。
魑魅魍魎が蔓延る世の中であっても、腐らずに暮らしたいものです。


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netflix ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-




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大河ドラマ 黄金の日日 第1話 信長軍包囲

(1978日)


城山三郎の原作小説『黄金の日日』を読み始め、ドラマも見たくなる。
安土桃山時代に豪商となった呂宋助左衛門が主人公。

永禄11年(1568)、堺は36人の会合衆により運営されていたが、信長が本願寺に5千、
堺に2万貫を要求。本願寺は応じたが、堺は今井宗久を除き徹底抗戦となる。
宗久は自分や堺を守るために、名器・松島の葉茶壺を信長に献上しようとする。
命がけの行為に3人が選ばれる。
助左衛門は納屋番だった。父が航海で死んだが船乗りになることを夢見ていた。

はじめ、高山右近がでてくる大河ということから小説を読み始める。
24ページでしたが平行することにします。
はじめて商人が主人公となった大河で、自治都市堺視点ということで新鮮でした。
これは楽しみです。



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NHKオンデマンド 黄金の日日




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英雄たちの選択 家康が師とした王 ~漢・初代皇帝 劉邦~ [歴史動画]

(2023日)

大河で家康が『吾妻鑑』を読んでいたシーンの記憶があるが、
むろん『史記』も読んでおり劉邦に学び郡国制も参考にしたようだ。
部下を宝のように考えたことも似ているという。

また、許す、吸収していくという劉邦の器を知ることができる。

が、家康は、ここ最近番組でも取り上げられた石川家(数正)や里見一族にしろ、
数多く、関ケ原で東軍に味方しても結局潰すことにする。本質陰キャなのでしょう。

昔、司馬遼太郎の 『項羽と劉邦』で、劉邦の器は空っぽで天井が無いという捉え方を読んだ記憶がある。(本質陽キャ)
また、原田眞人監督の映画『関ケ原』で石田三成や島左近が家康を「狼心狗肺」と評したが、これも原作が司馬なので、2人を全く違うと考えているのでしょう。

家康が劉邦を師としたといっても上っ面だけで、他家を滅ぼしまくる鎌倉時代の方が重要で、
『吾妻鑑』>『六韜』『三略』>>『史記』
位やもしれません。


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NHKオンデマンド 英雄たちの選択








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養田功一郎 為替レートから考える日本の競争力・購買力 [講義等]

(2023日)


養田功一郎
三井住友DSアセットマネジメント株式会社 執行役員


(1)為替レートと物の値段で見る円の価値
(2)円安の歴史的背景と日本の課題



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10mtv 養田功一郎 為替レートから考える日本の競争力・購買力


ビックマック指数から、購買力平価、実質為替レート、
名目実効レート、実質実効レートといった難解な内容を
分かりやすく説明してくださった。
が、全2話でありながら1時間半かかって視聴することとなり大変でした。

運用先を海外にしているが、その動きが円安を促し日本の購買力低下に繋がる可能性があるという。扱う額が数万円という訳ではないようだ。
本来は国内に優れた投資先があればと望まれ、やるせない思いだという。

経済記事を毎日読んでいれば、慣れてしまい常識なのでしょうが、
私には、非常に刺激となった有意義な講義でした。




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