杉原千畝 スギハラチウネ

(2015日）チェリン・グラック監督。杉原千畝の伝記映画。
具体的なことは知らなかったが、ここまでするのかという仕事ブリだった。

ソ連からの北満洲鉄道の譲渡交渉で辣腕を振るう。これには驚いた。
死人もでるスパイ映画にあるようなな仕事を杉原はしていた。

1939年8月28日にリトアニアのカウナスに着任し、9月1日にポーランド侵攻となる。
ユダヤ難民がリトアニアに向かうこととなる。
ソ連がリトアニアに侵攻し領事館閉鎖にいたる1940年9月3日まで、
彼は汽車に乗る時間のギリギリまで駅ででもビザ発給をし続けた。

その後、ドイツ内を視察し独ソ戦があると上司に言っていたが、
彼の分析は中央には届かなかった。

かなり優秀だったが、昭和22年にソ連の捕虜収容所から戻っても
「退職通告書」が送付されてきたそうだ。
占領時代なので、大勢の外交官が失職したのでしょう。

敗戦で台湾銀行の勤めていた行員が日本に戻ってきて日本銀行で雇用されたのは銀行マンではなく、「鍵」の専門家1人だけだったと何かの本で読んだが、厳しい時代だった。

この作品で、杉原を通した時代を学ぶことができ有意義な時間だった。
オランダ領事にしろ、ポーランド人スパイのベシュにしろ、
その現実の中で最善を尽くそうと努力した描写を忘れることができない。

詳細は知らないものの、この作品を見る限りにおいてだが、
杉原千畝という日本人がいたことを日本人は知るべきでしょう。

杉原千畝 スギハラチウネ DVD通常版

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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