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本村凌二  ローマ帝国への道~ローマ史講座Ⅲ [講義等]

(2016日)


本村凌二
東京大学名誉教授/文学博士 専門は古代ローマ史。


(1)勝者ゆえの悲劇から対立へ
(2)第1回三頭政治を支えた3人
(3)三頭政治崩壊からカエサル独裁へ
(4)共和制500年の第一原則
(5)カエサルのカリスマ性
(6)「ブルータス、お前もか」
(7)アントニウスとオクタウィアヌス


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10mTV 本村凌二  ローマ帝国への道~ローマ史講座Ⅲ


氏は、前27の「アウグストゥス」の称号時ではなく前146を帝国の実質的な成立とする。
カルタゴとマケドニアに勝利しローマが覇者となった。

が、同時に矛盾も生じる。国外で土地と奴隷を得るが、国内の自由農民が危機となる。
格差を生み出し、「閥族派」と「民衆派」の対立が続くことになる。

国土の拡大で、300人の元老院では意思決定に問題が生じ、カエサルは3人の寡頭政治に持ち込んだ。

大富豪クラッススの死で、2人となり、ガリアの凱旋で武装解除せずルビコン川を渡り、
ポンペイウスと戦い、カエサルは君臨することになる。
も、愛人の子ブルータスに殺されることになる。

ローマ共和制の第一原則に抵触するからだった。
遺言で姉の孫にあたるオクタウィアヌスを指名するが、
部下の筆頭のアントニウスがエジプトのクレオパトラと対立してくるも、
アグリッパと共に勝利する。

30歳ほどで独裁者の危険人物と看做されながらも、
カエサルの轍を踏まずに、「尊厳なる者」の称号を得た。

高校世界史を聞いていなかった私にとって、恥ずかしながら新鮮で楽しくて仕方ありません。





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