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渡部泰明 和歌のレトリック~技法と鑑賞 9-12 (全12話) [講義等]

(2019日)



渡部泰明
東京大学名誉教授/国文学研究資料館館長



(5)縁語:その1
(5)縁語:その2
(6)本歌取り:その1
(6)本歌取り:その2



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10mTV 渡部泰明 和歌のレトリック~技法と鑑賞


藤原公任の滝の和歌で、「音」「なり」「流れて」「聞こえ」と縁語が多く、
また、今では流れていないが、評判は流れ聞えてくるという歌で、
そのハイキングを主催した道長を称えている歌で、見事だった。

また、紫式部の友人と久しぶりに会ったが、話ができなかったのを雲隠れした月にとし、友情を歌った。昔は恋と友情は和歌では同じだったという。よって恋の歌でもあった。

和泉式部の娘の小式部内侍の無実を証明する即興の歌も見事でした。

本歌取りという技巧を完成させたのは定家だったので百人一首には多いようだ。
新しい歌から取ればパクリとなるので、共有財産となった古い歌から取る。
そして工夫をプラスして伝統である古い歌に新しく照明を当て輝かせる技法でした。







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