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不正国家 [世界観]

「永遠平和のために」からですが。

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公の法すべてにわたって、つぎの命題は疑いの余地がないだろう。

「 他人の権利に関係するすべての行為のうち、
  原則的に公開性を拒むものは不正である。 」

これは道徳論に及ぶような倫理的なことではない。
人間の権利から出る法的な問題であり、証明を必要としない
公理に似たものである。

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特定秘密保護法案と情報公開に対する考え方で、
原則公開でなく、「運用でバランスを考える」というのは、
カントに言わせれば、「不正」でしょう。私も同感です。
「天皇を戴く日本は、あいかわらず不正国家だ」
と思われたいのでしょうかね。近衛内閣らしくなってきました。
確固たる情報公開の前提がなければ、廃案にすべきですね。

(ちなみに、カントはここで「格率」という概念を使っている
のですが、この本では、中高生向けということで、
意味が通じればいいというスタンスです。)


永遠平和のために


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