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もうひとりのシェイクスピア [映画]

2011年英独合作。シェイクスピア別人説のフィクションで、オックスフォード伯エドワードが本物とする脚本。

シェイクスピアの手紙や日記、自筆原稿が無く、学歴と教養が乖離しており書けないはずのようである。英文学者や翻訳者は別人説を採ろうとしていないようだが、本作品はまさに真実ではないかと迫るものがありました。

エドワードは次々と作品を書いていく。別人の名で行う劇場が歓喜に沸くのを見て満悦する。彼は15世紀後半~16世紀初頭のエリザベス1世に仕えた宰相ウィリアム・セシルの娘婿であるが、エリザベス1世とも恋仲であったこともあったりと複雑な人間関係で、どこまでが本当かフィクションかは分かりませんが、本作品は、そのエドワードを中心とした貴族社会の人間模様の物語であり、当時の時代背景や空気感といったものが、綺麗な映像にされていました。

最後、ウィリアム・セシルの息子ロバート・セシル宰相に、ボロカスに言われるエドワードを演じたリス・エヴァンスに拍手したいですね。「そこまでせんでも、、、」という脚本でした。見応えありました。


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