SSブログ

グレイテスト・ショーマン [映画]

(2017米)

19世紀、P.T.バーナムの伝記映画。ミュージカル映画。

日本では家斉時代に、アメリカでも奴隷制度がある時代に、
様々な人を集めてショーを行った。
が、批評家は「サーカス(大騒ぎ)」と酷評したが、
逆手にとり、「バーナムのサーカス」と看板にした。


見世物小屋とは違い、彼らを主役にし輝かせた。

ひげの女性、犬少年、親指トム将軍、黒人ダンサー・・・
彼ら彼女らが集まり歌やダンスを披露する。
それまで得ることのできなかった自尊心を得ることができた。

ここにバーナムは歴史的に功績を残したと言えるのでしょう。


全てを肯定していくダイナミックな展開に、楽しかったですね。





----ネタバレ含む


作品は、ヒュー・ジャックマンが演じるバーナムが、
貧しい家庭環境から刹那的であるが、妻と2人の娘がいながら仕事を失う中、

「誕生日、おめでとう」

娘の誕生日に「お願いマシーン」を披露する。
娘は、「サンタさんと結婚したい」と願うが、バーナムは無責任にも「いい願いだ」と肯定する。

銀行から借りて「サーカス」を成功させ、
ビクトリア女王の謁見もかない、ジェニー・リンドとの全米公演ツアーを行う。


自己の利益のために様々な人を見世物にするという悪評価を受ける恐れがありながらも、
彼は芸術にした。


「最も崇高な芸術とは、人を幸せにすることだ」
バーナムは残した。


批評家の評価は割れるそうですが、『レ・ミゼラブル』の記憶も鮮明でしたので、
私は、余韻が二重でした。






人気ブログランキング
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。