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渡部泰明 百人一首の和歌 [講義等]

(2018日)



渡部泰明
東京大学名誉教授/国文学研究資料館館長


(1)謎の多い『百人一首』
(2)在原業平
(3)和泉式部
(4)皇嘉門院別当
(5) 藤原定家


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10mTV 渡部泰明 百人一首の和歌


『百人一首』は正式には「百人百首」で、また選んだのが定家というのは通説だった。
また定家の『百人秀哥』との関係も定かではないという。
室町時代から教科書として広まり、注釈書も多くだされる。
トップの歌人100人から選ばれたとも思えず、また、なぜその人のその歌なのか、成立が謎だという。

在原業平の歌は、藤原高子の屏風の絵に負けないぐらいの歌にしたいため大げさな表現にしたようだ。
和泉式部は死と生を自由に行き来できる人で、「思い出」は相手と自分の両方ではないかと解説される。
皇嘉門院別当は奇跡的に技巧的な歌を詠み、ベスト100には入らない人が選ばれることになった。

藤原定家は、『万葉集』の本歌取りだけでなく『源氏物語』も取り入れており、生涯の一首を自負をもって選んだという。






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