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本村凌二 独裁の世界史~ファシズム編 4-7 (全7話) [講義等]

(2020日)


本村凌二
東京大学名誉教授

※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


(4)ムッソリーニ以後のイタリア
(5)ヒトラーの独裁を許した背景
(6)「デジタル独裁政」とどう向き合うか
(7)独裁の意味を問い直す


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10mtv 本村凌二 独裁の世界史~ファシズム編


ムッソリーニは1922年のローマ進軍、25年で独裁宣言、35年エチオピア併合、イタリア帝国にする。がヒトラーの動きに日和見していたが40年にフランス陥落しそうだということでドイツ側で参戦したことが「運の尽き」だった。

イタリアは政治経済で劣位であってもギリシャ・ローマ、カトリック、ルネサンスの文化という底力があり、美術やデザイン、料理も強い。

アングロサクソンやゲルマンは体格が大きく、特にドイツ人は俺様意識があり、
ビスマルク、ウィルヘルム2世の独裁者的振る舞いの後に、ヒトラーも何となく受け入れていったという。

ローマ帝国のように半年限定の独裁と、手も触れてはいけない護民官のシステムが、
並存いいのではないかと私にとって新鮮な思考がなされる。
又、気候変動などグローバルなレベルでの解決が求められるがナショナリズムが阻む問題もあり、これまで「平等」を基調とした社会主義は失敗したが、「自由」を基調にした社会主義の可能性もあるのではないかと提示される。
非常に興味深いお話でした。


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