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長谷川眞理子 進化生物学から見た「宗教の起源」 [講義等]

(2023日)



長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長/元総合研究大学院大学長


(1)宗教の起源とトランス状態
(2)宗教の機能とメンタライジングの次元
(3)集団の種類・サイズと宗教の関係



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10mtv 長谷川眞理子 進化生物学から見た「宗教の起源」


「ダンバー数」では150人までなら仲良くできるようだ。

霊長類・サル類は「毛繕い」でエンドルフィンという脳内麻薬で気持ちよくなり信頼感・帰属意識が増すそうだ。
これと「メンタライジング」で「共有する」とはどういうことなのか「私は知っているのよ」における5次元の解説は貴重な学びでした。

ネアンデルタール人が埋葬はするものの、ホモサピエンスから副葬品が入るという。


「高みから道徳を説く神」は狩猟採集社会には存在せず、フリーライダーが登場するようになり必要になったからだそうだ。
ここは、楽園から追放した人類を基本的に放置していただけで、神様ははじめから存在し続けていると考えるかの違いなのでしょう。

宗教共同体でも150で世俗的な規範の無いボランティアでは50だという。

宗教的な説明から自然科学の説明に置き換わっていっても、
死に対する慰めの必要と、高みから道徳を説く存在は相変わらず必要なのでしょう。

宗教について考える方ですが、学びが多く面白かったです。




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