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明治憲法 [世界観]

明治憲法の制定過程周辺の本を読む。政府権力側と自由民権側で捉える一方、
政府内では、伊藤博文・井上毅らの立憲派が、元田永孚らの政教一致派を
牽制し、明治憲法の草案を伊藤の別荘で作成し、その後、
伊藤が枢密院初代議長となり検討が加えられる。という大枠を押さえる。

伊藤は明治14年の政変の翌年、ドイツ・オーストリアにて、
ウィーン大学のシュタインから多大な影響と自信を与えられる。
シュタインは、理神論者で法治主義者であってクールであり、
神道をshinto-religion と捉えながら、神社を非宗教とし、
その下位に諸宗教を位置づけることを日本はすべきだと認識していたと。
恐ろしい人だなと、、、。

また、直接の影響はないものの植木枝盛ら民権派の私擬憲法にもスポットをあて、
時代背景を立体的に表現されていたので、
面白く流し読みさせていただきましたね。
法学部だったのなら教養の範囲なのでしょうが、、、今さらですけど。


明治憲法制定とその周辺

明治憲法制定とその周辺

  • 作者: 平野 武
  • 出版社/メーカー: 晃洋書房
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本



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