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聖なる証 [映画]

(2022英)



1862年、アイルランドに水だけで4か月過ごした少女がいた。
シスターと看護師が交代で見守る。
有名となり、記者が取材にくるも看護師は会わせない。
家族との接触も禁止する。
少女は、かたくなに食べようとしない。

奇跡の偽装を疑うことも可能だったが、証拠が出てこない。
そもそも神や神父に対して嘘をつくことになるので、考えにくい。
また、仮に偽装としても、自白すれば、破門となり村に住めなくなる。
どうなるか釘づけで視聴。


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NETFLIX 聖なる証



-----ネタバレ


まさかの天からのマナだった。
母は最初は娘の身体を心配していたが、
最後は天に召されることを受け入れ娘の意思を尊重。
母は息子と娘を失った悲しみにいたが、気丈に振る舞う。
娘が天に召されたと信じているので、それはそれでよかった。
信仰が餓死を許し、信仰心を持たない者が命を救うということになる。
そういう悲劇もあるのでしょうが、宗教のない世界は悲惨でもあり、
この世はパラドクスに満ちているということなのでしょう。






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あのこは貴族 [映画]

(2021日)



岡田斗司夫氏が、兎に角鑑賞すべき、と大絶賛されていたので鑑賞。
階級差がどういうものなのか一端が分かる。その意味で教養となった作品でした。

登場人物に悪人がおらず、派手なアクションがあるわけでもないが、
2人の女性を対比させて静かに進行する描写は繊細で作品として完成されているのでしょう。
原作は女性読者を想定されてたのでしょう。












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ROMA/ローマ [映画]

(2018墨米)



1970~71年メキシコでの中流家庭が舞台だそうだが、
家政婦2人を雇っているので裕福ではある。
アルフォンソ・キュアロン監督が経験した話で90%が本当だという。

主人公は監督でなく、家政婦さんで日常生活を描写する。
退屈かと思われたが、モノクロが逆に70年代を美しく見せ、画面に釘付けにさせる。

監督の作品ということで、生と死がリアルで残酷であろうとも、
仕上がるのでしょう。














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薬の神じゃない! [映画]

(2018中)


題名から軽いコメディーと思って避けていたが、実話ということで鑑賞。
白血病の薬が高価だったが、インド製のジェネリックなら20分の1だという。
密輸で逮捕のリスクがあるが、仕入れて売れば利益となる。
はじめは順調で喜んでいたが、そうはいかなくなってくる。
内容はシリアスそのものだが面白く作られている。大傑作でしょう。











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マイ・バッハ 不屈のピアニスト [映画]

(2017米)


ブラジルのピアニスト・指揮者ジョアン・カルロス・マルティンスを描く。
ピアニスト生命に直結する事故が彼を襲う。
が、彼は医者の指示をも超えてピアノに向かう。
少年期の思い出と交錯させながら、時間を進める。
普通のメンタルなら生きる望みを失う苦難だったが、彼は続けた。
音楽を聴くだけでも身震いものでしたが、
決して諦めないという生き方を選択し続けた先にあるエンディングに感無量でした。








-----↓ネタバレ




血の鍵盤となろうが弾き続けるというシーン、プロ意識は衝撃でした。








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ミラダ 自由への闘い [映画]

(2017チェコ米)


1950年に処刑されたミラダホラーコヴァの伝記映画。
1939年にドイツに占領されレジスタンスに参加し夫婦共に投獄。
1945年、米軍に解放され、プラハで議員となる。
が、1948年に共産主義政権となり議会を去り抗議の辞任、突然、逮捕となる。

拷問や処刑の直接的な描写は避けるも残忍なことがよく分かる。
他人を逃がすことに自らの身を捧げた。
この時代や、チェコを知るに見るべき作品の1つでした。


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素晴らしき哉、人生! [映画]

(1946米)


第2次大戦中に陸軍の映画班でカメラを回していたフランク・キャプラ監督が戦後最初に作った作品。当時は酷評されるも後に不朽の名作となる。

途中から、そういえばどこかで聞いた内容だと気づいたが、この作品が元ネタだった。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の源流だと気づき懐かしくなる。
真に祈れば神さまは聞いて下さるというシーンに染み入る。
絶対に見るべき作品と紹介されるようですが、その通りでした。


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我等の生涯の最良の年 [映画]

(1946米)


ワイラー監督による1946年に製作・公開された作品。
翌年、アカデミー賞9部門受賞。

復員兵3人が故郷へ向かう輸送機内で知り合う。
それぞれの家族が待っており、温かく迎える。

アルは銀行に戻り復員兵対象の融資を任される。
フレッドは良い仕事先を見つけられない。
ホーマーは障碍により恋人と再会しても喜べない。

172分の作品でしたが、長いと感じることはなく、
また日本を貶めることもなく、悲しみと喜びが絶えない展開に
ワイラー監督の使命感が身体に迫ってくる。
スピルバーグ監督が毎年鑑賞する理由があるということに感じ入る作品でした。


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LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門 [映画]

(2017日)


ルパンと五ェ門が出会って間もない頃で、失意の底に落ちた話。
けっこう残酷に人を斬り倒す。
企画段階のストーリーは彼女を殺された復讐だったが、そこは削って、
シンプルに五ェ門の覚醒を描く54分の短い作品となっている。
息抜きに楽しめる作品なのでしょう。面白かったですね。











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雨を告げる漂流団地 [映画]

(2022日)



Netflixで今日の1位で、団地が浮いているので視聴。
冒険モノではある。出血が酷い。
こういう友人関係があった人は刺さるのやもしれませんが、
そうでなければ、団地が元に戻るのかどうか結論が気になるばかりです。
団地霊や遊園地霊のような存在にワクワクできるのなら大ウケなのでしょう。











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