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ジョゼと虎と魚たち [映画]

(2020日)


原作が長年にわたり愛され続ける名作小説とのことだ。
私は涙はかろうじて防ぐことができましたが、危ないところでした。
どうやら原作小説とは別作品として楽しむ必要があるとのことでした。

俳優の方が声を担当されてたのことでしたが、そういう意識をせずキャラクタの声として自然に耳に入っており、良い作品に仕上がっていたからなのでしょう。









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マーキュリー13 宇宙開発を支えた女性たち [映画]

(2018米)


1961年、宇宙飛行士のテストに20数名が応募して13名が合格する。
ハードな検査・テストを5日間行ったようだ。
大戦時でも工場から基地まで届けることもしていた。
NASAの医者の判断でOKであっても、性別が理由とされた。
1995年、アイリーン・コリンズは、パイロットとして宇宙に向かう際、
彼女たちを招待し名前を読み上げ、感謝し称えた。



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Netflix マーキュリー13 宇宙開発を支えた女性たち






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日本で一番悪い奴ら [映画]

(2016日)


実話なので本来は全く面白くない話だが、それをコメディーにしている。
予測できない展開に驚くばかりでした。

これが過去のことではなく、全国的に現在なされていても分からないことであり、
仮にそうであっても威信は守るべきとなる。
人間はどこまでいっても閉ざされた言語空間の中で生き、見たいものを見るだけしかできないのやもしれません。










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工作 黒金星(ルビ・ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 [映画]

(2018韓)



北朝鮮へ潜入する工作員の話。1992年に韓国軍の将校が国家安全企画部から命ぜられ工作員となる。
事業家となり潜入し金正日総書記の前でプレゼンする。

『007』などと違い実話であり、アクションは無く、驚くようなスパイグッズも無い。
ホームセンターで買えるマルチツール1個だけなど地味でした。

ボンドガールかと思った朝鮮労働党の女は、単に主人公を監視するだけ程度で、
本当は男だったが、予告編で使いたいので無理にいれただけやもしれません。
それほど真剣で緊張感張り詰める内容でした。

一つ間違えれば死か強制収容所であり、死線と立場を越えた友情を描いた評価の高い作品。
私としては、少々難しく何度も繰り返しセリフを確認しながら鑑賞した名作でした。










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羅生門 [映画]

(1950米)


黒澤監督の作品。内容は芥川龍之介の『藪の中』を原作としている。
1つの事件だが、証言が皆違い、「真相は藪の中」の由来となったそうだ。

殺された男も霊媒師の口を通して証言するオカルトも入るが、
殺されたのではなく自分で短刀を刺したと言う。

まず、原作小説を読めば、この作品で答えを得るという形になるので、
鑑賞方法としては、その方が良いのでしょう。

この作品をヴェネツィア国際映画祭に出品するのに字幕費用もかかるから
大映に意思はなかったが、ストラミジョーリ氏が自費で字幕をつけて出品した経緯や、
この作品で、黒澤の手法として使われるようになることなど知る。
映画史を知るに不可欠な作品なのでしょう。



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シザーハンズ [映画]

(1990米)



完成前に博士が死んでしまい手がハサミの人造人間が誕生したファンタジー。
yahooで4.1と高かったので視聴。細部を気にしなければ面白い作品。

訪問販売員が入った先で主人公エドワードと知り合い、見かねて自宅に連れて帰る。
そこから様々な出来事が起こる。

ティム・バートン監督が10代の頃、周囲と馴染めず孤独感があり、その経験が作品となっているという。

人は、僅かでも目の前の人と心を通わせたという経験があれば、
それが思い出となり、生きていけるのでしょう。
そうでなければ、時間の経過を肯定することは難しい作業となるのでしょう。



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KCIA 南山の部長たち [映画]

(2020韓)



朴正煕大統領がKCIAの金部長に暗殺される話だが、
私はその1行程度の知識しか知らなかったので、
聞き逃したところを確認し直すことが多かった。
韓国では有名な話で小学生でも知っているのでしょう。
100%事実ではないにしても大筋でそのとおりなのでしょう。
朴正煕大統領の歴史的な評価は触れられておらず別にあるのでしょうが、
金部長視点での作品ということで、有意義な作品なのでしょう。
1万円札よりも伊藤博文の千円札を好む場面や、日本語を使うシーンも含めて、
勉強になりました。









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トゥルーノース [映画]

(2020日尼)


「地上の楽園」との宣伝により、帰還事業で海を渡った在日朝鮮人と日本人妻は、当初は平壌のマンションで暮らしていたが、一転、収容所に送られることとなる。

監督が10年の歳月を使い証言を集めて制作された。
私は以前見た何かの3Dアニメで抵抗があって避けてましたが、
こういう過酷な現実は、実写よりもリアルに伝わるのやもしれません。

分かっていなかった収容所の実態に画面に釘付けでした。
見る人の価値観、人生観に少なからず影響を与える作品なのでしょう。
文句なく傑作でした。











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シャレード [映画]

(1963米)



ヘプバーンの3回目の英国アカデミー最優秀主演英国女優賞を受賞した作品。

殺害された夫が大金を盗んでいたが、彼女が持っていると疑われ、
かつての仲間だった男たちに狙われるというサスペンス映画。
誰が敵か味方か最後まで分からず面白かったですね。

約60年前の作品だがテンポ良く、音楽も素晴らしく、これぞ傑作という作品だった。




アマゾンで視聴





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聖なる証 [映画]

(2022英)



1862年、アイルランドに水だけで4か月過ごした少女がいた。
シスターと看護師が交代で見守る。
有名となり、記者が取材にくるも看護師は会わせない。
家族との接触も禁止する。
少女は、かたくなに食べようとしない。

奇跡の偽装を疑うことも可能だったが、証拠が出てこない。
そもそも神や神父に対して嘘をつくことになるので、考えにくい。
また、仮に偽装としても、自白すれば、破門となり村に住めなくなる。
どうなるか釘づけで視聴。


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NETFLIX 聖なる証



-----ネタバレ


まさかの天からのマナだった。
母は最初は娘の身体を心配していたが、
最後は天に召されることを受け入れ娘の意思を尊重。
母は息子と娘を失った悲しみにいたが、気丈に振る舞う。
娘が天に召されたと信じているので、それはそれでよかった。
信仰が餓死を許し、信仰心を持たない者が命を救うということになる。
そういう悲劇もあるのでしょうが、宗教のない世界は悲惨でもあり、
この世はパラドクスに満ちているということなのでしょう。






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