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柿埜真吾 日本人が知らない自由主義の歴史~後編 4-7  (全14話) [講義等]

(2022日)



柿埜真吾
経済学者/思想史家

※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


(4)戦後復興と「ネオリベラリズム」
(5)「リバタリアニズム」の登場
(6)ロールズ『正義論』
(7)「リバタニアニズム」の多様な潮流


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10mtv 柿埜真吾 日本人が知らない自由主義の歴史~後編


敗戦後の西ドイツ、イタリアはネオリベラリズムでだ経済復興に大成功し、
日本も非常に近い路線だった。
70年代から米欧はニューリベラリズムから路線が変更されはじめ、
サッチャーの国営企業の民営化、レーガンの規制緩和となる。
それらの動きに、90年代以降に「ネオリベラリズム」とレッテルを張ることが見られるようになったのは、「資本主義反対」を言えなくなったからだった。

「リバタリアン」は米発の考え方で、アメリカではリベラルが社会主義と色がついたために、仕方なく古典的自由主義者たちが名乗るようになったという。

ニューリベラリズムの古典であるロールズの『正義論』の非現実性、
リバタリアニズムのグラデーションなど、丁寧に整理された解説で非常に有意義でした。




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