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浜崎洋介 小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える 1-3 (全7話) [講義等]

(2023日)


浜崎洋介
文芸批評家/日本大学芸術学部非常勤講師


(1)「断絶」を乗り越えるという主題
(2)なぜ「批評」は昭和初期に登場するのか
(3)小林秀雄の批評


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10mtv 浜崎洋介 小林秀雄と吉本隆明―「断絶」を乗り越える


近代となり政治家や学者は西洋を輸入するが忙しく、
文学者は近代思想を身に引き受け、日本語のリアリティーの中に定着させていかなければならなかった。

二葉亭四迷が口語で小説を書いたのが明治で、小林は戦前の昭和、吉本は戦後だという。小林が大正教養主義を吸収し東大仏文を経、昭和4年に「様々な意匠」という論文でデビュー。宮本顕治が1位で次席だった。まさに「様々な意匠」が蔓延る時代だった。
そこで小林は「直観」を重視した。それが伝統だった。
が、日本主義や東亜共同体論といった積極的にイデオロギー化されたものには徹底的に批判したという。



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