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本村凌二 独裁の世界史~ファシズム編 1-3 (全7話) [講義等]

(2020日)


本村凌二
東京大学名誉教授

※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


(1)イタリア統一とムッソリーニ登場
(2)ファッショとローマの栄光
(3)「ローマ帝国の再現」を求めたイタリア人


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10mtv 本村凌二 独裁の世界史~ファシズム編


ムッソリーニは社会主義者でスイスに留学した際、レーニンに気に入られたようだ。
が、父の無政府主義者の影響もあり現実を見て器用に立場を変えていくことができた。
社会党が彼を追い出した時、レーニンは革命を諦めたのかと言ったという。

イタリアは西欧諸国より1~2世紀遅れて統一し近代化を図るが、ドイツ・日本の重化学工業重視路線とは違い、中小企業が主体だったようだ。

イタリアはローマ帝国の栄光が各階層に染みわたっており、その栄光を再来させてくれそうなムッソリーニを望んだようだ。
「ファシズム」は独裁の意はなく権威の象徴であり。当時はニュートラルに語られた。
ヒトラーが「ユダヤ人絶滅」を表看板に使ったが、彼は極めて批判的だったという。



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