柿埜真吾 日本人が知らない自由主義の歴史～前編 1-4 （全7話）

(2022日）



柿埜真吾
経済学者／思想史家


※インタビュアー：川上達史（テンミニッツTV編集長）

（1）そもそも「自由主義」とは何か
（2）「自由主義」の誕生
（3）アダム・スミスの『国富論』
（4）ベンサムの功利主義とミルの自由論




10mTV　柿埜真吾　日本人が知らない自由主義の歴史～前編


自由主義の萌芽は近代科学が発展して非合理的な宗教のおしつけではなく、
寛容でいいという考え方になったことだという。
ホッブズは万人の闘争社会なので政府に皆が服従すればいい、また宗教上の迫害はいけないとしながらも絶対君主は正しいとした。
ロックは、所有権論と抵抗権を示しアメリカ独立宣言とフランス人権宣言に影響させた。アダム・スミスは「見えざる手」を語ったが「神」は使わなかった。
ベンザムは功利主義の考え方で他者の危害を抑える制度を作れば個人の幸福追求の結果、「最大多数の最大幸福」になるとしたようだ。
が、両義性があり自由放任がいいとは必ずしもならなず、環境汚染規制や再分配では「大きな政府派」にもなるということだった。

ショートフィルム「The Power of Words」（言葉の力）

言葉の力でした。
染み入ります。

ラブ、デス&ロボット #シェイプ・シフター

(2019米）


実写に見えるほど精巧なCGだった。
アフガン戦地の米軍兵士の中に特殊能力者がいた。が、人狼だった。
敵方にもおり壮絶な殺し合いとなる。
人間ではないので人間扱いされないのは当然だとしても、
人間を人間扱いしない現実が今日にもあり、
少々グロイ作品だが、そういう余計なことも考えながら私は見入りました。



Netflix　ラブ、デス&ロボット　シリーズ１

どうする家康 （１７）三方ヶ原合戦

(2023日）


元亀3年(1572)10月、信長包囲網の一角信玄が動き徳川領に向かってきた。
二俣城を失い、居城浜松城の前に現れた。
籠城し戦うつもりだったが、信玄は西へ向かった。
見過ごせば、岡崎城も危険であり、民の笑いものともなる。
信長より籠城して1か月耐えろと命じられてはいたが、想定外の素通りだった。
信長からの援軍は動いてくれそうもなかった。
家康は決断しなければならず、三方ヶ原で背後から突くことにした。
出陣し追いかけ着したが、信玄はこちらを向き待っていた。



NHKオンデマンド　どうする家康

我らの罪を赦したまえ

(2022米)


ナチスドイツは、T4作戦で障がい者を殺していく。
算数の授業で、計算させる。
少年は、追いかけられ逃げようとする。



Netflix　我らの罪を赦したまえ

ラブ、デス&ロボット #魂をむさぼる魔物

(2019米）



“魂をむさぼる魔物”の墓に入った研究者たちだったが、
墓の主なのか、魔物がおり大学院生を食う。
博士たちは逃げるも追いかけてくる。
どうなったのでしょう。恐ろしい話でした。



Netflix　ラブ、デス&ロボット　シリーズ１

人間失格 太宰治と３人の女たち

(2019日)


昭和21年11月に東京へ戻った頃より始まる。
坂口安吾は既に『堕落論』を発表しており、太宰を挑発する。
太田静子と再会し日記から文才を見つけ取り入れることにした。
それが『斜陽』となるが、静子から治子を得ることとなる。

宴席で三島由紀夫が入り込み、自殺を仄めかしてるが読者が興味あるのは、太宰の死であることを非難批判するシーン、坂口の『斜陽』は傑作ではないというシーンも見応えありました。

中学の時に『人間失格』を読むも分かってなかったですね。
映像でキャラを知ることができたのは有意義なことでした。

ショートムービー「The Black Hole」

(2008米)


こういうの好きですね。






悪用すると、脳がそういうモードで固定されてしまい、
やがて終ってしまうのでしょう。

ラブ、デス&ロボット #ラッキー・サーティーン

(2019米）


死亡事故のある軍用機に乗ることになった主人公だが、
彼女の操縦士としての優れた能力で順調に仕事を重ねていく。
彼女はマシンを知り、マシンも又、彼女を見ていた。
まるで相思相愛の関係だったが、ある時、決断を迫られる。
短い時間でしたが、見事な表情と演技でした。



Netflix　ラブ、デス&ロボット　シリーズ１

ラブ、デス&ロボット #ジーマ・ブルー

(2019米）


肖像画から始めたジーマが宇宙の壁画を描くようになる。
が、中心にブルーの長方形が描かれ、ジーマブルーと呼ばれる。
ジーマは取材拒否を通していたが、最後の作品ということでクレアを呼び、
これまでの人生を語る。そして最後の発表だった。



Netflix　ラブ、デス&ロボット　シリーズ１


---ネタバレ

実は、お掃除ロボで最初に綺麗にしたのがタイルだった。
壮大な宇宙を描いてきたが、自分を破壊して原点に戻った。
原作者の意図は分からないが、
人は絶望すると、親と過ごした頃に退行するのやもしれません。
ロボットも感情を得ると、死に方の美学を考え実行するのでしょう。