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毛内拡 知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線  5-8 (全8話) [講義等]

(2022日)


毛内拡
お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教


(5)ニューロンが生み出す活動電位
(6)4つの情報伝達方式と広範囲調節系
(7)老廃物排出と睡眠の関係
(8)「頭の良さ」とアストロサイト


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10mtv 毛内拡 知られざる「脳」の仕組み~脳研究の最前線


アインシュタインの脳を調べるとグリア細胞が通常の2倍あったという。
人間のグリア細胞をマウスの移植すると4日目にはキメラマウスの記憶は2.5倍になったという。

脳はアミロイドβなどの老廃物を出しているが、睡眠時に脳脊椎液が洗い流すという。
それはアクアポリン4というタンパク質が重要な働きをしており、アストロサイトの突起部に集まっているという。が、脳障害や加齢で別のところで発現したりすると、
老廃物を洗い流さなくなりアルツハイマー病となるようだ。
また、睡眠中はノルアドレナリンが低下することと脳の水の流れが関係あることが分かったという。よって脳の中でノルアドレナリンを受け取れなくする薬を入れると脳梗塞でも脳損傷が軽減されることが分かったという。

脳を柔らかくしなやかに保つには、アストロサイトが増えない以上、活性化させるため、シナプス可塑性にノルアドレナリンが必要だという。
そのためにも、「新奇環境」に身を置くことが良いという。

なかなか難しい講義でしたが、部分的に私でも面白く学べました。
ノルアドレナリン放出状態なのでしょう。




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