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関ケ原 [映画]

(2017日)石田三成(岡田准一)x 徳川家康(役所広司)の関ケ原。
149分と長い。セリフも長く、速く、内容を広く浅く詰め込んでいる。
事件や人物の説明や字幕も一切ないので、一般的には面白くないでしょう。

私も聞き逃したセリフが幾つかあったが、この作品は、それも折り込み済みで、
関ケ原を俯瞰的な視点と、臨場感ある戦闘、間者の役割を、
テンポ良く場面を切り替えて時間を進行させている。
音楽は良い。湿気ある人情味を排除しているのも良い。

監督は、秀吉、正妻の寧々、家康もドライな悪人として描く。
「狼心狗肺」と石田三成や島左近は家康を評するが、その通りでしょう。

実際、三成が純情で、秀吉に幼少から育てられた恩で「義」を大切にしたのでしょう。
一方、家康は人質、妻子を死なせたり、敗戦の経験と辛酸から「利」となる。
自分の命を助けてくれた女を平気で殺せる、サイコでしょう。

三成と伊賀忍者の恋物語に仕立てた傑作。

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