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山添博史 歴史から考える「ロシアの戦略」 5-7 (全7話) [講義等]

(2024日)


山添博史
防衛研究所 地域研究部 米欧ロシア研究室長

※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


(5)冷戦の時代とソ連解体
(6)プーチンのロシア
(7)今後のロシアと国際社会


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10mtv 山添博史 歴史から考える「ロシアの戦略」


2005年の大統領教書演説では、「ロシアは自由になじまない」という意見には反対し、あくまでナチスドイツと戦った英米仏と協調するとし、民主的発展、近代的発展の道だとする。が、ソ連の解体でロシア以外の国にいるロシア系住民が不当に扱われていることが問題であるとしたようだ。
2008年にジョージアで実力行使をした方がいいという経験をし2014年も経験する。
が、ウクライナ全体を敵にし選択肢を狭め2022年となる。
当初はキエフを簡単に占領するつもりだった誤算があったものの
戦闘が止まると2022年のはじめと比べる冷静な思考が生まれることへの恐れと、
北朝鮮への国連安保理決議の軽視、ベラルーシへの核配備などの規範違反を重ねたことから、今後も規範意識の低い行動が続くと考えられる。
ロシアが自信を持って成長し認められるような段階になり、指導者の交代を経た長期の熟考を必要とするという悲観的な見方しか残されていないようだ。




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