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田中琢二 世界経済の見方とIMFの役割 [講義等]

(2023日)



田中琢二
元・国際通貨基金(IMF)日本代表理事


(1)パンデミックに直面した世界経済の変化
(2)金融市場の動向とインフレの懸念
(3)世界的な景気減速がもたらすもの
(4)地政学リスクによるインフレの正体
(5)IMFの歴史と世界経済を支える機能
(6)これからの世界経済と日本経済への視座


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10mTV 田中琢二 世界経済の見方とIMFの役割


IMFが世界経済をどう見ていたか、とりわけ2020年以降を振り返る。
当初1月では+3.3%と見込んでいたが、パンデミックにより-3%と大幅に下げた予測を公表する。
が、種々の政策によりプラス効果がみられた。
しかし、短期の施策が長期で副作用をもたらす「異時点間のトレードオフ」が懸念される。
ところが、2022年2月にロシアのウクライナ侵略によりエネルギー・食料価格が上昇。
インフレ期待の高まりは金融引き締めとなり、金利上昇となり、これは途上国で債務の持続可能性の問題となったようだ。

また、IMFの歴史と役割を解説される。また1969年に創設されたSDRの信用創造機能も説明される。
密度の詰まった非常に有意義な講義でした。







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