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柿埜真吾 日本人が知らない自由主義の歴史~後編 8-10  (全14話) [講義等]

(2022日)



柿埜真吾
経済学者/思想史家

※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


(8)ハイエクの『隷従への道』
(9)ミルトン・フリードマンの主張
(10)フリードマンが考える福祉政策



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10mtv 柿埜真吾 日本人が知らない自由主義の歴史~後編


ハイエクは1944年大戦中に『隷従への道』を出版する。もともとはトクヴィルというフランスの自由主義の思想家の言葉だそうだ。
ソ連とナチスは別物と思われていた中で、全体主義で一緒なのだとハイエクは指摘。
政府の計画経済は極端な権力となり野心家により独裁国家になる。
「自生的秩序」が良いとしたが、景気対策、金融政策を否定、民間の貨幣の発行を唱えたという。

フリードマンは、経済的自由と政治的自由を不可分とした。
大恐慌や市場経済の失敗の多くは、政府の介入の結果だという。
最低賃金制度や生活保護制度の福祉プログラムは目的を達成していないとした。
マクロ経済政策、負の所得税、教育バウチャー、環境保護政策を提案したという。





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