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翔ぶが如く (2-6) 留守政府分裂

(1990日)明治4年11月、岩倉使節団は出発した。
が、全権委任状の不備で大久保と伊藤が帰ってきた。

留守政府を預っていた佐賀の大隈や江藤は、
こんなミスするような連中に条約改正の交渉などさせてはならないとなった。
が、西郷の誘導で大久保たちは助かった。

彼らが、再度渡米し、岩倉や木戸に会ったものの、交渉は無理、となった。
大失態だった。大久保たちが責められた。
その晩、大久保と伊藤は慰め合った。

大久保は伊藤に言う。

 「君は、女にだらしないが、金は無頓着で、仕事を任せれば労を厭わない
長州人には珍しいタイプだ。」

とのことに、伊藤は笑うしかなかった。

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一方、留守組の江藤は、西郷すら払いのけ、
司法卿を控え着々と山縣・山城屋を潰す準備をしていた。
彼は自邸に多くの書生が集まり、信望厚かったようだ。
融通効かないが、近代司法制度の父と呼ばれるに相応しい業績を残した。


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NHKオンデマンド 大河ドラマ 翔ぶが如く 第2部第6回 留守政府分裂
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