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おしん 235~237回 再起編

(1983日)

昭和26年(1951)正月、窯元へ弟子入りした希望は帰ってきたが、
仁は行方不明だった。
そこへ雄の戦友だった川村が訪ねてきた。5年ぶりだった。


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家族は満洲から帰ってこず、天涯孤独の身で危ない橋を渡ってきたと言う。
そして挨拶できる状態となり、初子に求婚する。
雄から聞いていたことと、託されたことで、かけがえのない人となっていた。
が、初子は断り部屋を出て行った。

春になり、川村は三度訪ねてきた。
駅前の土地を購入し、おしんへ貸してもいいという話だった。
が、2人食べていくのに必要ないと断った。


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川村はしつこかった。おしんの行商の時間帯だった。
初子は諦めてもらうため正直に話した。
すると、川村は怒って、誰もが生きていくためにギリギリのところで、時には魂も売ってきた、
もう、戦争のしっぽを引きずるのはよそう、生き残った方が辛く、仁ちゃんだって戦争の後遺症を引きずっている。
誰が悪いのでもない。戦争にめぐり合わせた不運なサダメだっただけだ、と言った。

そして、しばらく名古屋にいると去った。


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女が訪ねてきた。名古屋で仁と暮らしていて、
3万円返して欲しいとのことだった。おしんは追い返した。


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が、初子が会いに行った。
翌朝、仁は自分の意思で帰ってきて、すぐに仕事を始めた。


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初子が名古屋の川村を訪ねた。
駅前の土地を貸して欲しい、仁が戻ったことで商売を大きくしたいとのことだった。
川村の求婚に応じる旨も語ったが、川村は土地を譲ると言った。


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川村が田倉を訪ね、土地の譲渡の手続きをした。
生き残った自分の気持ちで雄君の形見だと思って欲しいと語る。
川村は、初子に「待っています」と残した。


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NHKオンデマンド おしん 235~237回 再起編

数日後後日、川村からの書留が届いた日、川村の死を新聞で知った。
高利貸をしていて殺されたと知る。

川村にとって、昭和19年5月の軍での面会で、おはぎを頂き会話を交わしたおしんと初子が、
かろうじて人間性を維持させてくれる存在だった。





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