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陸軍中野学校 [映画]

(1966日)

昭和13年(1938)10月に陸軍予備士官学校を卒業し連隊に少尉として任官した
主人公の市川雷蔵が、スパイ養成学校たる陸軍中野学校で訓練を受ける。

『007』や『ミッション:インポッシブル』の派手さは全くない。
『ジョーカーゲーム』のD機関の元ネタなのでしょう。

陸軍士官学校卒は複数年教育で純粋軍人気質だが、
陸軍予備士官学校の場合は、有事に多数必要となる将校の確保のため大卒者を1年未満の短期間で教育するそうだ。

そのため、スパイとして各地で仕事するにしても、民間人気質の彼らが候補となる。


加東大介が演じる草薙中佐の非情と人情が、嫌がっていた18人に決心させる。
脱落する者に、命は無い。
軍籍も戸籍も抹消され、別人となった彼らは仲間の名前すら知らない。
家族や恋人と離され、特殊な訓練を受けて別人となっていく。

モノクロですが、『葵 徳川三代』淀殿の小川真由美がヒロインで、
37歳で没したトップスター八代目市川雷蔵の名作でした。










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