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10分でわかる「ヘーゲル」 [講義等]

(2018日)



貫成人
専修大学文学部教授


(8)ヘーゲル 弁証法



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10mTV 貫成人 西洋哲学史の10人~哲学入門



ヘーゲルはカントの少し後に生まれベートーベンと同年だったが、嫌いだったそうだ。
哲学の教科書で最後にヘーゲルで終わる方で古典的な哲学の集大成をした人のようだ。
弁証法という考え方と言葉を残した。
日常生活でも2つの対立する立場を維持しより上位の解を探そうとすることがあるが、
そういう思考の営みを弁証法と名付けて流行らせた人のようだ。





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ザ・コールデスト・ゲーム [映画]

(2019波)


1962年キューバ危機のさなか、ポーランドで米ソのチェス王座戦が開催された。
元数学教授が強制されチェスをすることになった。
勝てば1点、引き分けは0.5点、先に3点取った方が勝ちということだった。
が、純粋な2人のフェアな勝負ではなかった。
また、米大使館の人間が援護するが、別のゲームが同時に行われていた。
ワルシャワ条約の情報が誰かから流されていたが、フィルムを受け取らなければならなかった。

共産党といえどもポーランド人としての複雑な心理も含め、
スパイだらけの中での読み合いと冷酷な死が見事に作品にされていました。
チェスのことなど難しいことは分からなくとも、何とか楽しめました。


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Netflix ザ・コールデスト・ゲーム


----↓ネタバレ




支配人が命の危険を承知でレッドカードを渡した。
この支配人のポーランド愛と悲劇が象徴的なのでしょう。
フィクションということでしたが、学ぶことが多かったのでしょう。





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アート・オブ・デザイン 1 [映像-他]

(2017米)


様々な分野のクリエイターを追うドキュメンタリー。
1回目はクリストフ・ニーマンというイラストレーター。
次から次へと思い浮かぶイメージを絵にする。
理論的なことなど全く分からない私は、ただ奇想天外な絵に見入るばかりでした。
理解できなくとも何か刺激がありそうなので視聴してみます。



クリストフ・ニーマン: イラストレーション
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Netflix アート・オブ・デザイン






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鎌倉殿の13人 (27)「鎌倉殿と十三人」

(2022日)


建久10年(1199)1月11日出家、13日に他界となった。


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頼朝の死を知り、後鳥羽上皇は死亡の経緯を言い当てた。


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頼家は、政子から人を気持ちを奮い立たせたという義朝の偽ドクロを受け継いだ。


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頼家は鎌倉殿として所信表明を行う。頼朝を超えると大きく出た。
又、比企や北条を通すということではなく、各々が直接言ってくればいいとした。
梶原景時の意を受けていた。


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乳母夫として養育してやったことから当然重用されると思っていたが、
当てが外れキレかける。


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その頃、土御門通親の暗殺計画があったが、
捕らえることに成功。


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大姫との縁談話のあった一条高能に連なる御家人が捕まる。
頼朝に挙兵を促した文覚も捕まったが、
頼家にとっては知ったことではなかった。


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頼家は若い者を集めた。やる気と実力を求めた。
やる気のある者は去れ、という名言を頼家はまだ知らなかったようだ。

が、大量の訴訟、侍所別当を和田義盛と梶原景時が争っていることなど、
若い頼家には荷が重かった。


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義時は頼家の負担を軽減するため、文官4人と梶原景時の5人が訴訟を取り次いで頼家が判断できる形にもっていくことを考えた。

が、比企が梶原景時が入っている以上、自分も入れろと言い出した。
すると北条時政が7人衆にするとする。
次に比企は安達盛長を加える。
それに対し時政は三浦義澄と和田義盛を巻き込む。
更に比企は八田知家を誘うが、八田は金は受け取るが仲間にはならないとした。


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足立遠元も時政に求められ12人となるが、
政子の意により義時が13番目となった。


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NHKオンデマンド 鎌倉殿の13人


13人衆が頼家に挨拶すると、頼家は6名を呼び寄せた。
小笠原弥太郎、比企三郎、比企弥四郎、中野五郎、江間太郎、北条五郎だった。

どうやら史実とは若干違うようですが、若者を集めても御家人の子弟なら
好き勝手はできないでしょう。






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オスマン帝国:皇帝たちの夜明け 3

(2020土)


コンスタンチノープルを陸から攻めてメフメト2世は敗北する。
海から160隻の舟を用意するも、金角湾に鉄のチェーンが張られており、
内側にビザンツの舟が構えている。

オスマン側は地下を掘り進め城壁の下から爆破させて崩そうと考える。
が、スコットランドの技術者が桶の水の波形から居場所を突き止め、
ギリシャ火薬で爆殺する。

ようやくイタリアからの軍艦3隻と1隻の輸送船が到着する。
メフメト2世は金角湾に入れまいとする。
4隻に近づき火矢を浴びせ、近づき乗り込もうとするも、
船体は大きく上からの攻撃にどうしようもなく、城に入れさせてしまう。

一方、メフメトの義母であるムラト2世の第3夫人はセルビア王の娘だったが、
王宮での暮らしから実家へ戻ったが、メフメトは義母に自分の手足となって探ってくれるように頼んでいた。
10代でオスマンに嫁ぎ、メフメトを実子のように育てた期間も長いので、
おそらくスラブ系の正教会で幼児洗礼を受けたことは昔のことと割り切ったのやもしれません。




3. 狙うは金角湾
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Netflix オスマン帝国:皇帝たちの夜明け Season1






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ハウス・オブ・カード 野望の階段 41 (season4)

(2016米)



クレアの母が友人に働きかけダンバーへの献金をワンクッション置いて行う。
フランクの失墜がクレアに有利に働くと考えた。

レミーダントンはジャッキーの頼みでおかしな献金の動きを探る。
クレアの参謀となった女だったが口を割らない。

第30区から出馬する予定だったが、フランクは一般教書演説の際に、
ドリスが求めていた乳がんセンターの設立を約束し、
娘のシーリアが出馬すると表明し、喝采となる。
フランクは上院でと切り替えた。

クレアは今期に拘り優秀な参謀の報酬150万ドルを用意するため、
母にお願いするが拒否される。
が。家の名義が自分なので売却すると母に告げる。




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Netflix ハウス・オブ・カード 野望の階段 Season4







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英雄たちの選択 「家臣団分裂!若き家康・最大の試練 ~三河一向一揆の衝撃~」 [歴史動画]

(2022日)


永禄3年(1560)の桶狭間の戦いで今川義元が討たれた後、
しばらくは家康は信長と戦っていたが、今川からの助けが心もとなく、
清洲同盟に至る。
飢饉もあり、兵糧の調達に本願寺から奪ったことで三河一向一揆となったという。
当時の本願寺は世俗権力から警察権と課税の不介入の約束を交わしており、
起こるべくして起こった一揆だったが、家臣にも門徒が少なくなかったという。
そこで家康は一旦は許すことにし一揆を解散させ、家臣だった者たちも国外へ去ったのを待った上で、寺を潰しにかかったという。
卑怯なやり方ではあるが双方に血を流さずに支配地域としたようだ。
20歳でやってのけた老獪な男だった。



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NHKオンデマンド 英雄たちの選択






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中西輝政 激動のインド太平洋・米中の思惑を読む [講義等]

(2022日)



中西輝政
京都大学名誉教授/歴史学者/国際政治学者


※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


(1)日米首脳会談の重大ポイント
(2)QUAD首脳会合が示したものは何か



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10mTV 中西輝政 激動のインド太平洋・米中の思惑を読む


今年5月のバイデン大統領のアジア歴訪は、短期・中期・長期のいずれにおいても、
「中国にどう対処するか」が焦点だったという。
中国は北京五輪の際のロシアとの共同声明では上限のない協力を謳っていたが、
ウクライナへの全面侵攻でブレるも、再度「天井がない協力」という方向となる。
それはロシアへの制裁がいずれ中国となるとの考慮だという。

日米首脳会談の最大のテーマは台湾防衛であり防衛力強化となる。
又、バイデン大統領は防衛する意思を明確に示す。従来は曖昧戦略で台湾が性急に独立に向かわないようにしていたそうだ。
その後のQUADでインドとオーストラリアを加えた4者の会合でIPEFなるインド太平洋の経済枠組みをつくるが、アメリカの関税引き下げはできないがインフラやサプライチェーンで14か国の参加の表明がありアジア政策の1つの成功だったという。






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ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~ [映画]

(2020伊)


60年代にイタリアの領海外に小さな人工島を建設して独立した実話を基にした作品。
エンジニアが作って大統領となり国連にまで話がいっていた。
イタリア政府高官は半ギレ。評価は割れるのでしょう。
コメディーにしてあり私は面白かったですね。
が、保守愛国マッチョな方は、つまらないことで騒いでいる駄作なのでしょう。



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Netflix ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~





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天才の頭の中: ビル・ゲイツを解読する パート3 [映像-他]

(2019米)


パート3は、気候変動だった。
安全な原子力発電に注力する姿は真剣であり、それはビジネス目的ではなく、
人類への貢献という意識なのでしょう。地震があろうが安全な設計を考える。

また、ブラウザの独占問題がかつてあったが悪意があった訳ではないのでしょう。

夫人との馴れ初めや、共同で財団を運営されていることも描写される。
そこには、世界征服の野心なぞ微塵も感じられず、不勉強な私には偉人としか思えませんでした。



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Netflix 天才の頭の中: ビル・ゲイツを解読する






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