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10分でわかる「カント」 [講義等]

(2018日)



貫成人
専修大学文学部教授/文学博士


(7)カント 近代の基礎



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10mTV 貫成人 西洋哲学史の10人~哲学入門


カントは18世紀後半に活躍する。終生生まれた都市で過ごしたが社交的ではあったそうだ。
天文学者だったが50代で哲学者として3冊を著し、最も重要な哲学者の1人となる。

『純粋理性批判』で「認識の限界」を挙げ、神や霊魂のようにいくら考えても分からないことがあるということ、また「認識の可能性」では色眼鏡で見ており、文化によって違うということでした。
『実践理性批判』では、自分を自己犠牲も含め特別視してはいけない。

また、『判断力批判』では絵画や音楽、自然に感銘を受けるが、それが何なのかを問題にしたという。
カントは、人間の卑小さを自覚させそれによって希望を与えることをメッセージとして伝えたようだ。







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