SSブログ

中西輝政 激動のインド太平洋・米中の思惑を読む [講義等]

(2022日)



中西輝政
京都大学名誉教授/歴史学者/国際政治学者


※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


(1)日米首脳会談の重大ポイント
(2)QUAD首脳会合が示したものは何か



10mtv068.jpg
10mTV 中西輝政 激動のインド太平洋・米中の思惑を読む


今年5月のバイデン大統領のアジア歴訪は、短期・中期・長期のいずれにおいても、
「中国にどう対処するか」が焦点だったという。
中国は北京五輪の際のロシアとの共同声明では上限のない協力を謳っていたが、
ウクライナへの全面侵攻でブレるも、再度「天井がない協力」という方向となる。
それはロシアへの制裁がいずれ中国となるとの考慮だという。

日米首脳会談の最大のテーマは台湾防衛であり防衛力強化となる。
又、バイデン大統領は防衛する意思を明確に示す。従来は曖昧戦略で台湾が性急に独立に向かわないようにしていたそうだ。
その後のQUADでインドとオーストラリアを加えた4者の会合でIPEFなるインド太平洋の経済枠組みをつくるが、アメリカの関税引き下げはできないがインフラやサプライチェーンで14か国の参加の表明がありアジア政策の1つの成功だったという。






コメント(0)