SSブログ

おしん 295~297回 完結編 (完)

(1983日)

昭和59年(1984)1月の末で整理することにしたと仁は家族に話した。


oshin2951.jpg

借金は残さなくて済むことが幸いで、既に家族は前向きとなっていた。


oshin2952.jpg

少しずつ荷物をまとめていたが、圭が加賀屋の再興の意思を語る。


oshin2953.jpg

浩太が心配して呼び出したが、おしんは、これで良かったと本心で語る。
しかし、浩太としては自分が土地を売ったことの結果に割り切れなかった。


oshin2961.jpg

従業員20人が辞めると言い出した。
が、どうやら京大卒の社員も昨年の春以来、登場していない。


oshin2971.jpg

1月末となり引っ越しのため最後の晩餐となったが、
「スーパーたのくら」を追い詰めた浩太が、田倉家の敷居をまたいできた。

大手スーパーの重役に農民運動時代の仲間がいて、
17号店を買ってくれることになった。
安く買いたたかれることになろうが、16店を維持することが可能となり、
仁は浩太に深く感謝した。


oshin2972.jpg

同じように、仁は一人一人に感謝した。
人は変わるものだった。


oshin2973.jpg

3月となり、17号店は田倉を離れ、再出発することになった。


oshin2974.jpg

そこへ、浩太も来た。
昭和6年(1931)秋、おしんが仁と希望を連れて待っていたが、
浩太が特高警察に捕まった場所だった。
52年が過ぎた。


oshin2977.jpg

2人で海を眺めていると、犬の散歩で来た女性が話しかけてきた。
「お幸せそうですね。いつまでも元気でいてください。」
ナレーションの奈良岡朋子だった。


oshin2975.jpg
NHKオンデマンド おしん 295~297回 完結編


浩太は、おしんと一緒になっていたら別の人生となっていた、と語るが、
おしんは、これで良かったと言う。

農民運動で奔走していた浩太にとって、どだい無理な話だった。





コメント(0)