ヒトラー暗殺計画～ワルキューレと栄光なき抵抗者たち～

(2022日）


ヒトラー暗殺計画は40ほどあったそうだ。
幾たびかチャンスがあったものの、ヒトラーは悪運により逃れていた。
それは実行した者の処刑を意味した。
そして、武器弾薬の所持に対する締め付けが強化され、
暗殺の実行は一般人から軍人に移行する。

軍事的に才能がある訳でもない総統の指揮命令により死ぬ軍人が増え、
当然に疑問を抱くも、暗殺という手段以外でドイツを立て直すことは不可能だった。
この番組では登場しない人たちも、命懸けでグループに参加したのであり、
そして処刑された人も多かった。
戦後も長い間、評価されなかったようだ。




ダークサイドミステリー　「ヒトラー暗殺計画～ワルキューレと栄光なき抵抗者たち～」

ナイトフォール －悲運の騎士団－ 2-6

(2019米チェコ)



フィリップ、ド・ノガレ、ガーウィン勢がシャルトルを包囲する。
クレメンス5世がテンプル騎士団を異端の告発があったと調査に入る。

ランドリーは新教皇はフランス王の影響下だと喝破するも、
総長ジャック・ド・モレーは教皇の公平な裁判に期待し降伏する。
が、罠であり、シャルトルの守備を薄くすることと、
城や兵糧の状況を詳しく聞くためだった。
罠だと知った総長は拷問に耐えるも、別の団員が王の脅しに屈する。
シャルトルは陥落となった。

一方、パリでは、イザベラが兄嫁を不貞の罪に陥れ、使った男2人の口を封じた。



6. 血まみれの石

Netflix　ナイトフォール －悲運の騎士団－ Season2

鎌倉殿の１３人 （１５）「足固めの儀式」

(2022日）


寿永2年（1183）11月、義経の軍が京に迫ろうとしていた。




木曾義仲が、御所を襲い法皇を連れ出した。




鎌倉ではクーデター計画が話し合われていた。
頼朝を殺害案に対しては、広常は主を殺せば人がついてこないと流すも、
頼朝嫡男万寿を人質にして頼朝を追放する作戦となる。
誘拐の手段を文覚が「足固めの儀式」をでっち上げて実行することになる。

話を聞いていた梶原景時が脱出するのを和田義盛らが阻止。
広常は殺すなと制止し閉じ込めておくことにした。




（三浦義澄　千葉常胤　岡崎義実　木曾義高）

「足固めの儀式」当日、義仲の嫡男義高に対して、3人が頭になってほしいと懇願。
11の少年に選択肢が与えられたが、いずれにせよ死に収束するのみであり、
死が悲しまれるかどうかの問題だった。




儀式と鹿狩りの日が重なったことを不自然と比企が三浦邸へ調査に行くが、
刀で脅され謀反に加わることになる。戻って何も無かったと報告。

土肥実平は鹿狩りに参加しなかったことから、
義時は謀反参加は忍びなかったのだと察し計画の有無を確認。

緊急事態と判断し、八幡宮に兵を出すことにしたが、、
義時が異を唱え、上総広常が通じているので大丈夫だとした。
知っていたのは大江広元と義時だけのはずだった。




足立遠元が立ちはだかり、義高も守ろうとする。
和田義盛が加わるも義時が説得、畠山重忠の芝居で和田が収まる。




反乱参加者全員の赦免を義時は求めるが、1人の命を大江広元が求める。
頼朝が広常の首を求めるも義時が納得できるはずはなかった。
殺していい人間を選ぶよう求められても、何も言えなかった。




寿永2年（1184）12月22日、頼朝は御家人一同を集めた。
梶原景時が広常と双六に誘い、油断させて斬りつけた。
懐刀は善児が奪っていた。




義時は事態を見届けるしかできなかった。




義時も騙され、抵抗していたと分かったことが、
上総広常の唯一の救いだった。




NHKオンデマンド　鎌倉殿の１３人


頼朝は、義仲や平家を滅ぼした上での恩賞を約束した。

山内昌之 「ふりかえれば未来」を歴史解釈の基本に

(2019日）


山内昌之
東京大学名誉教授／歴史学者／武蔵野大学国際総合研究所特任教授



10mTV　山内昌之　「ふりかえれば未来」を歴史解釈の基本に


必要のないことまで過大に反省したり謝罪したりすることは、
歴史家の態度ではないとのことでした。

『史通』の劉知幾は昔の歴史家は他国の良い点を称賛し自国の悪い点も隠さなかったと言う。
『エセー』のモンテーニュは「品性の堕落は真実を追放する点に現れる」とした。

戦国時代までの日本人の時間感覚は未来に背を向け過去に向いていたという。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で未来を見ようというお話だった。

ハウス・オブ・カード 野望の階段 28 (season3)

(2015米)



クレアが国連大使を希望たが、上院での悪意ある質問で感情を露わにし否決となる。
フランクは18か月後の大統領選に備え5000億ドルで1000万人の完全雇用法案「アメリカ・ワークス」を用意するつもりだったが、民主党幹部が揃って引導を渡してきた。
フランクは法案を通すことを幹部に飲ませ出馬辞退を了承し、会見した。

セスがダグの様子を見に行く。ダグは骨折を隠し回復を装うが、
酒を少量だが口に入れていた。フランクの出馬を確信している。

クレアは法律顧問に確認し、否決されても休会任命が可能とのことでフランクに迫る。
フランクが批判され、クレアも問題視されることになるが、フランクは承知した。





Netflix　ハウス・オブ・カード 野望の階段　Season3

リベンジ・マッチ

（2013米)


夢の対決。プロ時代に1勝1敗だったので決着をつけようという話。
そこにドロドロの人間関係があり、お互いに罵り合うコメディー。
ファンなら見るべき作品。
迫力による興奮ではなく、人情モノの作品で、私は面白かったですね。

本村凌二 独裁の世界史～ヴェネツィア編

(2019日）



本村凌二
東京大学名誉教授／文学博士

※インタビュアー：川上達史（テンミニッツTV編集長）


（1）ヴェネツィアの成立
（2）小さな国の発明と工夫
（3）世襲制は必要か否か
（4）日本がヴェネツィアに学ぶべきこと




10mTV　本村凌二　独裁の世界史～ヴェネツィア編


5世紀から19世紀ナポレオンまで共和制が続いたという。
ローマ帝国衰退期にゲルマン諸族の難を避けるためにラグーナに移住したことから始まったようだ。
狭い領域を少しずつ増やしたようだ。

地中海を拠点とした三角貿易で外国術が磨かれ、
十字軍への投資により一時はコンスタンチノープルを占領したそうだ。

複式簿記と銀行が作られ、預けた所と違う支店で引き出すことができたという。
政治は、初期は直接民主制だったが、野心家を排除するため、
くじと直接選挙を繰り返すシステムを考案した。

ローマでは元老院が皇帝を「ご主人様」と呼ぶようになったが、
ヤコポ・ティエポロは3代続くと言う理由でヴェネツィアを離れたという。

小さな国だったが自分たちの特性を分かった上で運営し続けたということでした。

アメリカが最も恐れた男 "プーチン"

（2019米）


状況証拠からの決めつけだと否定することも可能ではあるが、
視聴する者の判断なのでしょう。
いずれにせよ、多くの方から取材を重ね、これほどの綿密なドキュメンタリーには敬服するしかございません。
今現在を知る上で必要な基礎知識を提供してくれる有意義な作品でした。




アメリカが最も恐れた男 "プーチン"

ナイトフォール －悲運の騎士団－ 2-5

(2019米チェコ)


ガーウィンはランドリー殺害に失敗し、王より解雇される。
が、ドノガレに騎士団の内実を話す。騎士団創設者と堕天使への偶像崇拝とのことだった。

ルイの妻は夫が罪無き赤子を殺害していると知り錯乱しはじめる。
ルイは王よりランドリーと子の殺害を厳命されるが、母の死の真相を知ることとなる。

新教皇は、ドノガレとガーウィンより騎士団の偶像崇拝の報告を受け、取り調べることとした。


5. シャルトルへの道

Netflix　ナイトフォール －悲運の騎士団－ Season2

鎌倉殿の１３人 （１４）「都の義仲」

(2022日）


寿永2年（1183）3月、木曾義仲は嫡男義高を鎌倉へ預けることにした。




山猿と思いきや長女大姫の婿に相応しいと歓迎することとなった。




5月、義仲は倶利伽羅の戦いで平維盛の10万の軍勢に対し大勝利。
7月に入京することとなった。




宗盛は都落ちに際し、安徳天皇をお連れすることにした。
三種の神器も忘れなかった。




三善康信が見聞きすることを報告してくれた。




法皇に拝謁。三種の神器の奪還を仰せつかったが、
義仲は知らなかった。
が、さすがにこれはドラマで義仲がかわいそうでしょう。

平家の都落ちから5日後に源氏一門に恩賞が下された。
勲功順位は、頼朝、義仲、行家だった。
法皇へ手紙を出して、西を平家、東を源氏が治めると申し出た結果だった。
頼朝が源氏の棟梁だとの印象を与えたつもりだったが、
義仲と行家の苦情で法皇様に実態が知られた。

義仲勢は京に滞在するも兵が町を荒し、法皇より即時出陣を命ぜられる。
が、備中に向かい苦戦。
頼朝はこの機に大量の贈り物を届け、流罪が解かれ、従5位下に復帰となった。
東海道・東山道の軍事支配権が認められる。





（木曾義仲　平知康）

頼朝の動きを知り素早く京に戻る。
「鼓判官」と呼ばれる平知康に山猿と罵られ一発くれてやったが、
後白河から謀反扱いされることとなった。




丹後局が出てきて、都の何たるかが分かっていないと拒絶される。
以仁王の子北陸宮を安徳天皇の後継に推挙したことが大きかったようだ。




法皇から義仲追討を命じられるも御家人が賛同しなかった。
大江広元の言により先発隊を出すことにし、義経を大将とすることとなる。
父を信じる11の義高は義経が不憫だとした。




鎌倉で不満分子がグループを形成しだした。




NHKオンデマンド　鎌倉殿の１３人


義時は、大江広元の言で誘われたら入るよう上総広常に言う。
まさか義時の言葉が自分を陥れるものだとは思うはずもなかった。