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片山杜秀 司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは? 4-6 (全6話) [講義等]

(2023日)


片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授/音楽評論家


(4)日本嫌いと大陸ロマン
(5)移動と破壊と自由の実現
(6)ウラル・アルタイ語族と司馬史観


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10mtv 片山杜秀 司馬遼太郎のビジョン~日本の姿とは?


大阪外国語学校でモンゴル語を選択し、馬賊に憧れ大陸で活躍するつもりだったが、
敗戦で記者となり、夢を『ペルシャの幻術師』と作品にし観音寺潮五郎に認められたことが作家の始まりだった。
大陸でのダイナミックな距離的移動を書きたかったが、日本では変換して、階層、階級の移動、破壊にして、やってのける竜馬なり、道三や信長などを好んで書く。
「自由に飛躍する」土方、空海、高田屋嘉兵衛と、日本人像の夢を蒔いたという。
巨大な国家やシステムは近代に不可欠だが、司馬遼太郎の世界は無縁なところにあり、
それが司馬ワールドだった。非常に面白い学びの回でした。



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