後づけ

先月末の日露首脳会談にて、プーチン氏が「面積等分論」に言及し、
日本側は喜んだと、一部報道された。「もうええやん」と。
しかし、その後、戻ってこないことが、濃厚となったようで、
はじめから「政府は４島返還を主張していたが、・・」と、
森さんプーチン氏の、年を越えた、「引き分け」論の経緯を無視した
「勇ましい」報道もあり驚いた。

拉致問題では、特定失踪者も返せとの当然の要求があったが、
まだだったのかと。第１次安倍政権の時には、
切り捨てる腹もあったと。

利他を動機とする場合、後付の理屈も仕方ない場合もあろうが。

日露首脳共同会見

経済面、自動車、農業、医療と、日本側の高度な技術をもった企業集団とロシアにとっては利益ですね。
エネルギー源の多様化と価格は日本の利益なのでしょう。
それらが、露にとっては平和条約に向けてのプロセスであって、領土交渉も双方の外務省での協議とし
双方受け入れ可能なところに向けて加速的に協議する。
現実は、ロシアは、４島を「はじめから返す気は全くなく」協議は加速的にすることにした。と、、。
会見中、プーチン氏は総理を観察するが、総理は見ようとしなかった。
そこに、対等なパートナーとしての信頼関係があるようには見えなかった。
そして、２０１４年に再びプーチン氏と会うことを約束し、長期政権の既成事実化の１つとなった。
会見の最後、ロシア人たちは、いい雰囲気でした。

北方領土

どうも、あせってるかのような印象を受けますが、
早期に愚かな決着なぞしたら、国賊どころでなくそれこそ売国奴と言われても仕方ないと思いますね。
国土や国民の資産を切り売りしても、靖国神社さえ参拝していれば愛国者なら、ありがたい施設ですね。
そんな神道だったら、学校教育に絡ませるのは道義国家でもなんでもないし、
教育勅語や道徳を語る資格もないだろう。維新の志士も泣くでしょう。
それほど、神道政治連盟の会長までした人間の言動は重いし、
しゃべればしゃべるほど、神道の価値を貶めている気がしてならないのだが、
神社本庁も内心は同感ではないでしょうか。
以前は、神道を世界に広めるべきだと私は思ってましたが。
彼は神道を幻滅させる歴史的役割があるのかと、最近思いますね。残念です。

歳出強制削減

アメリカにて、歳出強制削減されるようですね。
ヘーゲル国防長官の「同盟国に対する防衛義務は果たす」という発言はあるようですが、
「シェール革命」とのプラスマイナスで、中東から撤退し、
東アジアにおける米軍のプレゼンスの後退を日本が担うという観点なのでしょうか。

不倫

米高官、極秘訪朝３回　１１年末以降　日本は疎外（朝日）
http://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201302140531.html

少し古いですが。
日米朝の三角関係で、米朝の密会が発覚した訳ですよね。
核実験後、金融制裁やテロ支援国家再指定をアメリカにお願いするという話もあるようですが、
私は、こういう「不倫は文化だ」という発想は認めることができません。
今後も、日米の軍の役割や比重を変化させても、日米同盟自体は、必須でしょうが、
どうケリをつけるかが大事なのでしょう。
ましてや、アメリカに「お土産」を用意するそうですが、
自分の資産を提供するという方法もある訳ですよね。

Give me .

領土交渉、はじまるようですが。
憲法改正、国防軍という予定があるのなら
北方領土の交渉などは、その後に後回しにする方が
より効果的だと思いますがね。
また、効果的になるように整備する必要があるでしょう。
日本の未来永劫にわたる名誉、尊厳のことを考慮するならば、
今、急ぐ決定的理由がなければ、やめるべきだと思いますね。

少しだけ返還をお願いするって、
敗戦後の米兵にチョコレート欲しがる姿とダブりますね。
「４島でも、とりあえず」
って、義理チョコでも無いよりマシ。って感覚でしょう。

別に、チョコレートを恨んでるわけではありませんので、念のため。

核実験

日本に連絡せず、怒らせて制裁を強化されようが
大したことないとタカをくくられている訳だが、
小さな弱小国の大国を翻弄する外交力には
地政学的にサバイバルを強制された国家に生きる者たちの、
決して、民族的、文化的な優劣で語れるものではない、
研ぎ澄まされた感性があるのだろう。
中国の「荒さ」とは違った「繊細さ」を感じるのは私だけだろうか。
交渉の現場にいるわけではないですが。

尖閣

上部中央に、国旗が写っています。（分かりにくいですが）
早朝のまだ、暗闇の中、特殊部隊出身の方が
掲げられたということです。快挙です。



尖閣の魚釣島に日本人10人上陸　慰霊祭参加の都議ら
http://www.youtube.com/watch?v=LL4rd1H6cdY&feature=player_embedded

こういう動画もあったんですね。
慰霊、鎮魂といった、あたり前のことができなかったのですね。
上陸許可をださないことが、何に気を使ってるねんという話ですね。
私たちの乗った「良福丸」からは、かすかに人影が見えるという位置でした。

8月19日撮影

終戦後

8月18日、ソ連軍が、千島列島最北端「占守島」に攻めてくる。
軍司令官の独断で、戦う。

この戦いがなかったら、北海道まで占拠されていたのだろう。
終わっても、死んでいった者がいる。

終わっちゃいないか。

竹島

まぁ、分析として、大統領のアガキであろうが、
日本国政府として、対抗、奪還に向かわなければなりませんね。

通貨スワップ凍結、経済制裁、その他やれることはやる決意で、
あとはタイミングとシナリオなのでしょう。