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中村彰彦 戦国合戦の真実 [講義等]

(2019日)

中村彰彦
作家。東北大学文学部卒。

※インタビュアー:川上達史(10MTVオピニオン編集長)


(1)兵の動員はこうして行なわれた
(2)戦支度と馬の扱い方
(3)縁起担ぎと戦場での食事
(4)鉄砲が変えた戦の形
(5)変わり兜と鎧・鉄砲の伝来
(6)武士が自らの「首」に込めた思い
(7)落ち武者狩りと武士の命運


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10mTV 中村彰彦 戦国合戦の真実


日本の兵農分離以前の戦は農閑期で、上杉謙信は12回を超えて関東征伐に行くが、
毎度帰ってきて、田植えが始まるようだ。
勝っても殺せば領国経営が成りたたないので、殺さない。

動員は「4人役」なら村から100人の内4人出せということだそうだ。
鎧、具足はレンタルで、米には灰を混ぜて便秘状態にしたという。

その他、戦の細々とした実際の話は面白い。
西軍についた木村重成が死を承知で、髪に香をつけた話や、
同じく西軍の宇喜多秀家が落ち武者狩りに殺されず長生きしたかなど、
戦国時代の戦略戦術といった華々しい次元ではなく、
生々しい現実を知ることができ、戦国ドラマの楽しみ方が増えました。





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