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樋口隆一 バッハで学ぶクラシックの本質 [講義等]

(2019日)

樋口隆一
明治学院大学名誉教授/音楽学者/指揮者


(1)リベラルアーツと音楽
(2)リベラルアーツの内容
(3)宇宙の調和と音楽
(4)バッハの作曲への姿勢
(5)バッハのルネサンス
(6)聖歌からの音楽の発展
(7)宗教改革と音楽の変化
(8)オペラ、和声、対位法
(9)「音楽の父」の晩年


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10mTV 樋口隆一 バッハで学ぶクラシックの本質


もの凄く勉強になりました。

1点だけ挙げるとすれば、(4)で

>キリスト教は聖書に書かれている通り、天動説を取っていました。

とされていることですかね。
確かに、聖書を通読すれば、いくつも「太陽が昇り、沈む」表現はある。
が、これは人間の視点で見た表現であって、天動説を語ったものではない。

映画や音楽の『陽はまた昇る』が天動説の作品だと言うものでしょう。

また、『天才バカボン』の歌詞が天動説のパロディーだとも思えません。

確かに、天動説を採用していた時期はあっても、不完全な人間が採用していたのであり、それを克服しようとしたガリレオたちもクリスチャンですね。

氏が西洋音楽大好きだが、一神教を迷信にしたいという心理も働いている複雑な気持ちを察して、聞くべきなのでしょう。


余談ですが、聖書には書いていないが生まれ変わりは無いとされているものの、
私は、生まれ変わる場合もあるのではと、保留にしています。
聖書に書いてあること、書いていないこと、と、人間の見解は分けて考えるべきなのでしょう。



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