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ラスト・ツァーリ: ロマノフ家の終焉 6

(2019米)


アナスタシアを僭称する女性が200名いたようだが、
戦時戦後の物資の不足や革命過程で、混乱や悲劇を生きざるを得なくなった人が、
「あなたは、もしかしてアナスタシア様では?」と聞かれて、
それを受け入れてヒロインを演じたくなったのやもしれません。
悪意ある詐欺師もいたのでしょうが、多くはかわいそうな人なのでしょう。

神にさえ祈っていれば、国民から血や税を搾り取ろうが、許されるという訳ではなかった。
どこかにポイントオブノーリターンがあって、それを超えれば、死が必然で、
敬虔な祈りによって与えられる恵みは、苦しみ悲しみの軽減となるのでしょう。
その意味では、一家には最後の宣告までは希望があり、銃殺により1分弱、この世の悲惨を味わうことになった。
そして、信仰により罪は赦され天に召されたのでしょう。


6. 特別目的館
The Last Czars6.jpg
Netflix ラスト・ツァーリ: ロマノフ家の終焉






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