英雄たちの選択 鎌倉殿暗殺！源実朝 禁断の政治構想

(2022日）



和歌に長けるも弱々しい実朝のイメージだったが、そうではなかった。
小６で鎌倉殿となるも牧氏事件で祖父時政に平賀朝雅への交代を迫られるという衝撃的な出来事にあう。ドラマでは立派に振舞い祖父を庇っていたが、
自分の存在を安定せしめる後ろ盾への絶対的な信頼感を失い、
それを後鳥羽上皇に求め、和歌を介して相互の信頼が醸成された。
和田合戦で信頼を失いかけるが、立て直し、人事に組み込み官位上昇となる。
義時のお願いを公平を欠くという理由で拒否もし、清盛のごとく貿易に目をつけ船の建造もする。
主体性を持った政治家ではあったが、跡継ぎを皇子とし、頼家の子公暁の暴挙となる。
実朝暗殺が失敗した場合にその後の歴史の様相が全く異なることとなるだろうことは実に面白いところです。



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