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納富信留 西洋文明の起源から見るグローバル化 [講義等]

(2019日)


納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授



(1)グローバル化
(2)近代日本と西洋
(3)学問の起源
(4)科学の起源
(5)哲学の起源
(6)「世界哲学」



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10mTV 納富信留 西洋文明の起源から見るグローバル化


「西洋」とは文化的な概念で「ギリシャ・ローマの古典+キリスト教」だった。
地理的には西欧+北米であり、正教圏は含まないという。

西周は法律を学べと幕府に命ぜられ洋行するが、根本が大切だとギリシャ哲学を学ぶ。
東大の創立時から哲学科があったのも彼らの慧眼だった。

ドイツの哲学者カール・レーヴィットが「日本文化は二階建ての家だ。」といったそうだ。下では和食を食べ、二階では西洋の洋服を着て、西洋の学問をする。
ここが近代日本を知る重要なポイントなのでしょう。

日本から始める「世界哲学」の可能性ということでしたが、
ヨーロッパでなく中国でもなく日本というところから覗いて飲まれずオリジナルなことをするという視座による今回の講義は、優れて有意義であり面白い学びでした。







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