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英雄たちの選択 小早川秀秋の関ヶ原 ~裏切り者か?心優しき若き武将か?~ [歴史動画]

(2023日)

小早川秀秋の回。本能寺の変のあった天正10年(1582)に誕生し、
幼少の頃は利発で秀吉の甥の中から選ばれ養子となり後継者になったという。
が、秀頼誕生で小早川家への養子となるが、どうやら黒田官兵衛は毛利家の養子にする考えだかったが、隆景が毛利本体を守りたく自ら申し出て秀吉が了承したようだ。

秀吉に筑前から越前へ減封されていたのを秀吉死後に五大老の家康が戻してやった恩があったこと、その減封の原因が朝鮮出兵時の三成の報告があったこと、
関ヶ原合戦の際の双方からの誘いでの条件面、北政所の考えと、秀秋としては小早川とはいえ積極的に毛利につく理由は無く、家康に味方する。

が、伏見で鳥居元忠を討った人間が関ケ原の大功労者となることを家康が許すかまでは考えるには若すぎたのでしょう。
家康は甘くなく、戦後にアルコール依存症で乱れ先は長くないと他の兄弟を始末し岡山を没収した可能性が示唆される。

秀秋が関ケ原で西軍についたとしても、家康が引かざるを得なくても、
20日の秀忠の到着を待って1日休んで再度戦闘となって家康が勝利するという
2014年放送でのシミュレーションに感激したことを思い出します。

今回は、関ケ原と秀秋を再確認する有意義な回でした。



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NHKオンデマンド 英雄たちの選択



<参考>

小早川秀秋の歴史 刀剣ワールド

英雄たちの選択 スペシャル 両雄対決!石田三成vs.徳川家康 選択の攻防が生んだ関ヶ原 当ブログ





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ゲーリーじいさんのチェス [短編]


97年アカデミー賞最優秀短編アニメーション賞受賞作品。
一人遊びも、細部まで工夫していくと愉快なのでしょう。


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ゲーリーじいさんのチェス
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エレメンタリ ~鍛冶屋と悪魔と少女~ [映画]

(2018西仏)


バスク地方に伝わる民話だそうだ。
鍛冶屋が悪魔を捕まえて檻に入れている。
ある少女が入ってくると悪魔は少年に変装して出してくれるよう頼む。
鍛冶屋と悪魔が、その少女によって運命が変わってしまう。

児童向けで好みが極端に割れる作品でしょうが、私は面白かったです。


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Netflix エレメンタリ ~鍛冶屋と悪魔と少女~



----ネタバレ


悪魔が鐘の音に弱いとか、数を数えなければ気が済まないという弱点があり憎めない。
それで少女も戦えるようになるのでしょう。

けっこう味わい深い作品で、少年の頃の私には無理だったでしょう。

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島田晴雄 半導体から見る明日の世界 7-9 (全12話) [講義等]

(2023日)


島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツTV副座長


(7)世界の半導体を支える日本の技術力
(8)日米半導体戦争の歴史と教訓
(9)日米協力の強化とTSMCの日本誘致


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10mtv 島田晴雄 半導体から見る明日の世界


現在3ナノが最先端でTSMCが作れるようになったが、
ムーアの法則から考えても、そろそろ限界を超えており、
そこで科学者が考えたのが高層ビル化だった。
チップができた後工程で作るので、接薬剤や電流が流れるようにする薬品が必要になってくるが、ここでは日本が圧倒的に強いという。

1980年代後半に半導体戦争となり日米半導体協定を作らされ、「プラザ合意」を経て
日本の腰骨が折られたという。
また、技術は素晴らしくとも、日本の「垂直統合」思考や戦略が残念だった。

が今日、アメリカの半導体戦略に協力することになったようだ。
驚くべきスピードでNEDOから4760億の補助金でTSMC誘致に繋がったようだ。
が、自動車などの28ナノの中級品であり、日本で不足する訳ではないという。





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どうする家康 (42)天下分け目

(2023日)


家康が上杉討伐に向かう中、栃木県小山に本陣を置く。そこで三成挙兵の知らせが届き、翌日7月25日に小山評定となったという。それが栃木県民の自慢だそうだ。
ここで秀吉配下の武将を取り込む。
最初に福島正則が家康に味方することを誓うが、これは本多正信の指示だった。
続いて山内一豊となり、場は決した。
福島正則が三成や毛利が天下を治められるかと気炎をあげたが、
約270年後にはその毛利に潰されることになる。


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NHKオンデマンド どうする家康




<参考>
小山評定 栃木県民が大切にしたい自慢できる100の魅力 とちぎの百様
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島田晴雄 半導体から見る明日の世界 4-6 (全12話) [講義等]

(2023日)


島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツTV副座長


(4)米国「CHIPS法」成立と中国の脅威
(5)バイデン政権の半導体戦略
(6)米国への投資と最先端の半導体技術


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10mtv 島田晴雄 半導体から見る明日の世界


トランプ大統領は米国の雇用を取り戻すために高関税をかけたが、
逆に中国からアメリカへの輸出が増えたという。200年前の重商主義の考え方では無理で、脅威は貿易ではなく情報だと気づき、総務省は「Entity list」を使ったという。

バイデン大統領は環境派で石炭を止めようとしたが、石炭を生産する州の上院議員の邪魔で50対50だったが共和党派51になり政策が通らなくなったという。
そこで「IRA法」というインフレ抑制の名に変え反対議員も共和党も乗ってくるようにしたという。そして半導体の新戦略で共和党も乗れるようにしたという。

「成膜装置」などアメリカの最先端技術の輸出を禁止することで、中国は最先端半導体を作れなくなったそうだ。
また、米国内に補助金を用いて工場を作ろうとするが、中国の工場を止める必要があるという。それでサムスン、TSMCも覚悟を決めなければならなかったようだ。

半導体の製造過程での「マスキング」の技術はほぼアメリカで前工程だが、
後工程のウェハーを薄くする技術は日本のディスコという小さな世界の巨人だった。

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大河ドラマ 黄金の日日 第7話 琉球丸難破

(1978日)


永禄13年(1570)4月、信長家康連合軍は3万の兵を朝倉に向けたが、
浅井の裏切りにより金ケ崎より撤退。京に到着。
信長は態勢を整えようと岐阜に戻ることにするが、道中、暗殺者が襲うも助かることとなった。


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暗殺を指示したのが今井宗久の息子兼久だった。
犯人の善住坊が捕まれば今井家が潰されることになると、
兼久は父と一蓮托生だと恫喝した。


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堺の南に位置する北の荘(泉大津)にある宗久の妾しまの家に
助左は善住坊を隠れさせた。


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宗久は後難を恐れ善住坊殺害を石川五右衛門に支持指示。
五右衛門は助左に褒賞100貫の半額を提示し刀で脅したが、
助左は知らぬと返答。


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6月の「姉川の戦い」で信長家康連合軍は勝利したものの、浅井朝倉を滅ぼした訳ではなかった。
そこで、足利義昭が信長追討の御内証を本願寺に出す。
堺の豪商集団会合衆の能登屋平久と津田宗久宗及は反信長で三好と通じようとする。



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NHKオンデマンド 黄金の日日


助左は善住坊を助けようと琉球船に乗せたが、五右衛門が宗久の命で殺そうと乗り込んでいた。





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島田晴雄 半導体から見る明日の世界 1-3 (全12話) [講義等]

(2023日)


島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツTV副座長


(1)世界的な半導体不足と日本の可能性
(2)半導体産業の世界分布と3つの潮流
(3)米中対立と欧州企業の支配



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10mtv 島田晴雄 半導体から見る明日の世界


半導体を理解するにあたり3つのことをしっかり頭に叩き込めという。
ファブレスとファウンドリー、米中対立、半導体の命綱欧州2社。

アメリカでは頭脳で利益を得るが、サプライチェーンの空洞化に気づき、
大統領を支える安全保障と技術の専門家が最先端の9割を作る台湾の確保をトランプ政権から始めたという。対立ではなく熾烈だった。

設計と微細加工を支配する欧州企業の解説も含め、
3回ですら密度ある講義であり続きが楽しみです。





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山内昌之 イスラエル対ハマス…その背景、影響、未来 [講義等]

(2023日)


山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所客員教授


(1)3つの視点
(2)競争的共存の否定
(3)調停できる国はどこか
(4)中東の未来は?



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10mtv 山内昌之 イスラエル対ハマス…その背景、影響、未来


まとまった文章を耳と目で読むことができ大変有意義でした。
アブラハム合意に関しては視聴後別に一読する。

オスロ合意に基づく二国家並立・共存案「two state solution」を作りあげていくことが両者の折り合う妥協の線にあったが、ヨルダン川西岸の入植地拡大という信義則に反する考えが思わざる形で反撃を受けたとされる。
この事件の後に政治責任が問われることになるなど、
短い講義の中で、過去・現在・未来を俯瞰された密度ある内容が語られる。





<参考>
「アブラハム合意」とは何だったのか――UAE・バハレーンにとってのイスラエルとユダヤ (公益財団法人 中央調査会)




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