郡上一揆

(2000日）

江戸三大一揆の１つで、唯一の成功例だった岐阜県郡上の金森領で起こった一揆。
金森頼錦は戦国期に織田信長にも仕え関ケ原では東軍で戦った子孫だった。
彼は幕閣に取り入るためもあり、定免法から検見法に変えようとした。
収穫高に比例するというが、農民側にとっては実質増税で領内全村を上げて反対しようとした。

金森の人間関係を把握して力学を計算し死罪承知で、老中への直訴も行う。

緒形直人演じる主人公の定次郎は、父から村の役に立つため教育を受けたが、
役に立つというのは、交渉し死ぬことも想定されていた。

岐阜出身の神山征二郎監督と豪華キャストによる力作。
延べ3500人のエキストラの撮影時の映像もあり、地元の方々の思い入れも伝わってくる。
監督の『草の乱』もそうですが、この作品も見るべき作品でしょう。




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