SSブログ

舟を編む #2 逢着

(2016日)


中型辞書『大渡海』を作る辞書編集部に異動することになった主人公だった。
言語学を専攻していたようだ。
エスカレーターに乗る人を見るのが趣味と聞いた荒木や監修の松本は、
ドン引きではなく、そこに適性を見た。
言葉の海を描いていたが、独特の内的世界があるのでしょう。
膨大な知識、多読が求められもするのでしょう。尊敬です。



#2 逢着
舟02.jpg
dアニメストア 舟を編む






コメント(0) 

麒麟がくる (44)「本能寺の変」(最終回)

(2020日)


天正10年(1582)5月、光秀は安土城で暴行を受け家康への饗応の役を解かれた。
別室で畏まっていた光秀に、信長は家康を試すためだと言ってのけた。


kirin4400.jpg

四国・長宗我部攻めを三男信孝に命じたと言う。
光秀にとっては家臣斎藤利三を通して親しかったが、
毛利攻めに消極的な長宗我部を光秀の関係を無視し秀吉勢に味方した。

更に、毛利に匿われ鞆の浦にいる足利義昭を殺せと命じた。
諸国に文を送って反信長を煽っている表の黒幕が義昭だった。


kirin4401.jpg

公家の蹴鞠に呼ばれ細川藤孝は丹後から来ていた。
近衛前久は京情勢を話し、光秀と信長の関係が危ないと語る。
松永久秀、佐久間信盛の件もあり、近衛はどちらにつくか藤孝に迫った。

「そうならぬことを祈る他ありません」と100点満点の即答だった。


kirin4402.jpg

近衛前久は伊呂波太夫にも語る。


kirin4403.jpg

藤孝が挨拶に来た。
2人を下がらせ、デリケートな話となる。
藤孝は、鞆の浦へ攻める件を光秀に確認。
光秀は断ったが、更に説得するという。
藤孝は覚悟を求められたが、どれほどの覚悟か聞き返した。
自分が昔使った言葉だったが、藤孝の覚悟は軽く、
帰路、毛利攻めで備中にいる秀吉に光秀謀反の可能性を伝える。


kirin4404.jpg

近衛前久が参内し、光秀と信長のどちらに味方するか問うたが、
正親町天皇は「見守るだけぞ」と、言質を避けた。


kirin4405.jpg

(藤田伝吾、明智左馬助、斎藤利三)

5月29日、信長は本能寺に入った。丹波亀山城にいた光秀は、3人に語る。
そして、刀を自らの前に置き、自分を斬るよう迫った。


kirin4406.jpg

菊丸が光秀を護るよう家康の命で来た。
が、光秀は堺にいるのは危険で三河に戻るよう帰らせる。
所詮1人の戦だと悟っていたが、味方になって欲しいということと、
負けた場合に、後を家康に任せると、「一生のお願い」を使った。


kirin4407.jpg

6月1日夜、光秀は亀山城を出発。
同じその夜、備中に細川藤孝からの手紙が届いた。
秀吉は「さっさと帰り支度じゃ」と喜色を浮かべた。


kirin4408.jpg

軍師官兵衛は「はっ」「はっ」と2回言い、立ち去った。
笑うところだった。

今までの俗説では、信長死亡の知らせを聞いた秀吉が泣き叫び、
官兵衛が秀吉に天下を狙う絶好の機会となったと伝え、
これを機に秀吉が官兵衛の智謀を恐れて距離を置き始めたと描かれていた。


kirin4409.jpg

6月2日、早暁、本能寺を囲む。


kirin4410.jpg

謀反が光秀だったことに喜び、
信長は「であれば、是非もなし」と笑った。


kirin4411.jpg

自ら派手な立ち回りを演じた。


kirin4412.jpg

最期、蘭丸に燃やし尽くすよう命じる。



kirin4413.jpg
NHKオンデマンド 麒麟がくる


3年後、駒は、町で光秀を見かける。
追いかけたが、見失ってしまった。






コメント(0) 

対談 | 山内昌之/神藏孝之 徳川将軍と江戸幕府の軌跡~家康編 [講義等]

(2019日)



山内昌之
東京大学名誉教授/歴史学者/武蔵野大学国際総合研究所特任教授


※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツTV論説主幹)



(1)なぜ徳川家康は日本統一に成功したのか
(2)海外への認識と基礎教養
(3)写本と文化の維持
(4)人材登用のうまさ
(5)将軍の教養と政治への影響力



10mtv030.jpg
10mTV 対談 | 山内昌之/神藏孝之 徳川将軍と江戸幕府の軌跡~家康編


東西に分かれていた日本を一つにまとめあげた家康だったが、
不遇だった人質時代、駿府で太原雪斎から授かった教養が基盤となっていた。
火事で焼失させまいと写本を駿府に残したという。

関ケ原時、毛利輝元が大坂城にて、戦わないでいたことの、
安国寺恵瓊の見方は面白いですね。
結果から見れば、石見を譲り、周防長門に閉じ込められたとなるが。

家康は、僧や学者、商人、外国人を糾合していったという。
自らが専門家と張り合わないと心得ていたそうだ。





コメント(0) 

巌窟王 第十六幕

(2004日)


マクシミリアンの父が経営していたモレル商会にエドモン・ダンテスがいて、
メルセデスと婚約していたが、アルベールの父が無実の罪で追い払ったようだ。

当然に、復讐となる。
ルナに旅行中だったアルベールは伯爵に釣られたようだ。
しかも、ペッポを自宅に送り込まれた。

父がサイテーの鬼畜であるが故に、受け入れることができず、
「信じている」と伝えた。


母が言った、

人は自ら為した事の報いを受けなくてはならない。
真実から目をそむけることは・・・許されない。

そのとおりなのでしょう。



第十六幕「スキャンダル」
gankutu16.jpg
dアニメストア 巌窟王 






コメント(0) 

ユリウス・クラウディウス朝~ローマ史講座Ⅵ [講義等]

(2018日)


本村凌二
東京大学名誉教授/文学博士


(1)初代の悩み
(2)カリグラ
(3)弟の弱点
(4)ネロ(上)
(4)ネロ(中)
(4)ネロ(下)



10mtv018.jpg
10mTV 本村凌二 ユリウス・クラウディウス朝~ローマ史講座Ⅵ


カリグラもネロもはじめは善政をするつもりだったが、
民衆の人気を得るために興行を行い、財政の問題となるや、
元老院貴族の財産を狙うようになり、人気が落ちる。
ネロは実母まで殺したようだ。

クラディウスが姪を妻にするも、連れ子がネロだったが、
アグリッピナにしたら、父ゲルマニクスや兄たちも殺され、
闇に落ち、息子ネロのためには手段を選ばなかったのでしょう。

人間なかなか聖人君子になれないものですが、
闇落ちしないようには気を付けなければならないのでしょう。




コメント(0) 

舟を編む  #1 茫洋

(2016日)


三浦しをん原作小説で2013年に映画にもなる。
映画で133分だが、アニメで全11話約240分なら充分に描いているのでしょう。

国語辞典を作る現場だった。
私のような雑な人間には無理な仕事だった。

一つの言葉が複数の意味を持ち、どう説明するか。
現代の若者でも必ずいるはずで、荒木は馬締を見つけた。

大人が見るべきアニメの上位でよく目にしたが、
面白そうだ。急がず視聴する。



#1 茫洋
舟01.jpg
dアニメストア 舟を編む






コメント(0) 

納富信留 プラトンの哲学を読む [講義等]

(2018日)


納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授


(1)対話篇という形式の哲学
(2)対話篇の特徴
(3)2つの誤解
(4)ソクラテス対話篇
(5)対話篇を読む私たち
(6)問われているものへ



10mtv029.jpg
10mTV 納富信留 プラトンの哲学を読む


対話篇を読む前の基礎知識が語られる。
30の作品が残っており、ソクラテスを使う対話形式だが、
従来は、ソクラテスが言ってきたそのものか、プラトンの代弁者として理解されてきたが、実際は、プラトンの考えを、ソクラテス以外の登場人物にもさせているとのことでした。

魂と魂がぶつかり合う対話は「イデア」を立てることで成立するとのことだった。
プラトンはソクラテスに「魂は永遠である」と語ったそうだ。






コメント(0) 

借りぐらしのアリエッティ [映画]

(2010日)


小人がいる世界だった。
ナウシカのような冒険的な動きがあっても良かったが、
小さくまとめていた。

病気の少年と出会い、別れとなる。
シンプルではあるが、素敵な作品だと思いますね。

ジムシーが好きなのだと理解できました。



TSUTAYA 借りぐらしのアリエッティ






コメント(0) 

麒麟がくる (43)「闇に光る樹」

(2020日)


天正7年(1579)夏、光秀は、黒井城、八上城を落とし丹波平定した。


kirin430.jpg

安土城にて戦勝報告する光秀と細川藤孝。
信長は本願寺攻めに苦労している佐久間信盛を虐めだした。

森蘭丸が壺を3つ持ってきたが、光秀が許した丹波の武将の首だった。


kirin431.jpg

秀吉が藤孝と密談。信長の性急な譲位に反対を確認。

光秀は、信長から「従5位下」「従5位上」の話があったが断る。
正親町天皇からでなく次の天皇からなら喜んで官位を授かろうと信長は企む。
東宮を京若宮御殿から二条に移ってもらう奉行を光秀と藤孝にさせた。


kirin432.jpg

光秀も藤孝も本心は反対だったが、信長への抵抗の仕方を見極めることにする。
11月、移られた。


kirin433.jpg

(伊呂波太夫、細川藤孝、近衛前久)

亡くなった三条西実澄邸で、物色する。
信長への不満を語り合うも、光秀に期待する他なかった。


kirin434.jpg

天正8年(1580)4月 大坂本願寺は退去し信長に譲った。


kirin435.jpg

直後、佐久間信盛が追放され高野山へ向かった。


kirin436.jpg

京に来ていた帰蝶と再会。
光秀は、道三ならどうすると思うか、聞く。
「毒を盛る」
とのことだった。

道三と光秀に勧められた信長との縁談であり、
信長の暴走の責任は自分で取るよう帰蝶は語った。


kirin437.jpg

天正10年(1582)3月、武田勝頼を滅ぼす。
安土城への饗応に招かれた家康は、その役を光秀にと指名した。
光秀に断らないで欲しいと頼んだ。


kirin438.jpg

耳を立てていた蘭丸は信長に報告。



kirin439.jpg
NHKオンデマンド 麒麟がくる



5月、光秀は饗応日当日に丹羽長秀に交代と命ぜられたが固く拒否。
饗応にこだわり家康との約束を守ろうとした。

光秀と家康との仲に不快になった信長は膳にケチをつけた。
慌てた光秀は信長のお召し物を汁で汚してしまう。
第3回パワハラ事件となった。

蘭丸がここぞとばかりに偉そうに責めるが、光秀は軽く振り払う。
夢での信長を殺すシーンを思い出す。
平に謝るべきだったが、アドレナリンが分泌された。






コメント(0)