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片山杜秀 徳川家康の果断と深謀~指導者論と組織論 [講義等]

(2022日)



片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授/音楽評論家



(1)率先し陣頭指揮する
(2)徳川将軍家が最上位に立つデザイン
(3)徳川と松平、御三家と御三卿
(4)家康と儒教
(5)持続可能な天下泰平の制度設計



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10mTV 片山杜秀 徳川家康の果断と深謀~指導者論と組織論



家康は、鎌倉や室町、また信長や秀吉を研究し江戸時代を築いた。
いかに徳川の世を固めるために工夫が凝らされたかよく分かる解説でした。
中央集権は目指さないが、他の武家、朝廷、民衆の言動・宗旨を規制し身動きを縛る。
世界が日本だけだったなら、商業蔑視の朱子学の下では、科学革命・産業革命も起こらず、現在でも人口3000万の江戸時代が続いており、東照大権現様万歳だったやもしれません。






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ハウス・オブ・カード 野望の階段 68 (season6)

(2018米)


シェパード兄弟はクレアへの要求に容赦なかった。連邦最高裁判事にも口を出す。
クレアの指名を一度認めて、その後に誰かに辞めてもらって入れる副大統領アッシャーの案も拒否。アネットは親密とはいえアッシャーに命じる。
クレアはそんなアッシャーを無能と看做しアッシャーアネットと直接交渉。
ジェーンを顧問として迎え、アネットの息子ダンカンの高校生時代の薬物での逮捕歴を教えてもらい、判事の指名権を確定させた。

立場が危うくなったアッシャーだったが、賢明にもトム・イェーツの死体を保存していた。クレアに見せる。

グリーン捜査官はフランクのパソコンのデータを保存しており、
死亡の際のリアンの携帯からの映像も含め、ダグに渡した。
フランクに忠誠を誓っていたダグだったが、ゾーイ殺害の責任転嫁やリアン殺害の件、
前国務長官キャサリンが脳梗塞で都合よく亡くなったこと、ハンマーシュミットにクレアに消されると警告されたことなどを含め、よく考えなければならない危険な状況だった。


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Netflix ハウス・オブ・カード 野望の階段 Season6






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高島修 円安の構造的メカニズム [講義等]

(2022日)



高島修
シティグループ証券 チーフFXストラテジスト


(1)円高構造から円安構造への転換
(2)国際収支発展段階説とこれからの日本
(3)「高いニッポン」から「安いニッポン」へ
(4)日米の通貨・金融政策と「プラザ2」



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10mTV 高島修 円安の構造的メカニズム


昨年11月15日収録時点で、まず円安の構造要因を説明される。
3つあり、1つは高齢化で国内貯蓄の取り崩しで経常収支が悪化する。
2つめが、企業が出ていき取り残された国の生産性・輸出競争力の低下。
3つめが、グローバル化でアジア諸国が対米輸出基地、工業国として台頭してきたとする。

輸出物価を輸入物価で割った交易条件の悪化で円安になるという。
2022年の円安も、原油高での交易条件の悪化があったと説明する。

国際収支発展段階説での分析によると、日本は第4段階から第5段階となっている。
この発展段階は人口動態も影響しており、日本の生産年齢人口は60年代は圧倒的に高かったが、21世紀となり逆に著しく低くなっている。
中国の人口動態も悪化しておりこれが国際収支の悪化となり日本の第6段階への移行を遅らせる要因になるそうだ。

バブル前後の頃は山手線でアメリカ全土が買えた「高いニッポン」だった。
この頃の1人あたりGDPは日本が高かったが、これは85年のプラザ合意で円高となりドル建ての結果で、土地、株、人の値段が高かった。が、現在は「安いニッポン」となる。

1971年のニクソンショックで金ドル交換停止、インフレとなり、その是正で80年前半のレーガノミックスによる高金利政策でドル高円安となり、それが双子の赤字となる。
そしてインフレの撲滅が見えたのでプラザ合意になったという。






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日本で一番悪い奴ら [映画]

(2016日)


実話なので本来は全く面白くない話だが、それをコメディーにしている。
予測できない展開に驚くばかりでした。

これが過去のことではなく、全国的に現在なされていても分からないことであり、
仮にそうであっても威信は守るべきとなる。
人間はどこまでいっても閉ざされた言語空間の中で生き、見たいものを見るだけしかできないのやもしれません。










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オスマン帝国: 皇帝たちの夜明け 2-1

(2022土)


コンスタンチノープル陥落から8年後の1461年。
メフメト2世は悪夢に苛まれていた。

現在のルーマニア南部のワラキア公国のヴラド3世は約束していたオスマンへの貢納金を拒否していた。
17年前の1444年、ヴァルナ十字軍という諸侯連合軍がオスマンに敗れ、弟と共に人質となった。その3年後に父と兄が暗殺され親戚がワラキア公となったが、オスマンの支援でヴラド3世はワラキア公となることができた。が、落とされまたワラキア公となるという波乱があり、権力を握りオスマンと対決することを決める。

ワラキアは正教徒だったが、隣接するハンガリーはカトリックだったものの、
対オスマンということでの協調は合意していた。

メフメト2世は使者を送るも通称ドラキュラ公は串刺しとする。


1. 戦いの一族
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Netflix オスマン帝国: 皇帝たちの夜明け Season2









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どうする家康 (2)兎(うさぎ)と狼

(2023日)


「桶狭間の闘い」で、城代が討死し今川勢が引き上げ空となった岡崎城へ、元康家臣団は戻ろうと主張。
が、元康はまず駿河へ帰って今川氏真の許可を得てからと手続きを重視する。
義元死亡を聞いて逃げ出したりと、若い頃の家康は頼りなかった。

大高城から逃亡した元康は本田本多平八郎に捕まり戻ったが、間もなく信長に囲まれる。
織田で人質だった少年時代の信長の恐ろしい記憶が蘇る。が、信長は引き上げた。

三河にある菩提寺の大樹寺に入るも、家康の首を土産にしたい連中に囲まれる。
代々の墓前で自決を考える。平八郎が来たが、止めてくれず介錯すると言い出した。
そこへ榊原康政の登場で、「厭離穢土、欣求浄土」の家康の解釈は間違っており、
この世を平和にするのだ、と教えられる。

これは住職が家康を諭すという重要シーンを本多忠勝と榊原康政に書き換えるという、
私のような『水戸黄門』の助さん時代からの里見浩太朗ファンを切り、若い世代の視聴者を優先するという選択だった。


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NHKオンデマンド どうする家康








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太平記 第33回~第35回

(1991日)


北条高時の遺児時行が鎌倉を襲撃し成功し、直義や登子、千寿王は鎌倉を脱出。
尊氏は、後醍醐帝に背き鎌倉へ向けて兵を動かし、取り戻した。
家族と再会し祝いの席に花夜叉一座が舞を披露。その日、登子は不倫の子、不知哉丸と対面。尊氏の引き取りたいとする土下座を拒否。やむなく寺に預けられることとなった。

朝廷では、護良親王殺害と恩賞を勝手に配分したことから、即座に朝敵尊氏を討つべしとの声が多数となったが、楠木正成の言により、まずは尊氏を呼び出し弁明させるべきとした。

ところが、勅使を直義が勝手に帰らせ、素直に応じるつもりだった尊氏を家臣が阻止した。このドラマの尊氏いい人で続く脚本は、原作からなのか大河だからなのか気になるところではある。
出家して新田義貞を総大将とする討伐軍に引いてもらおうとするが、甘かった。
佐々木道誉が事前に尊氏に通告して裏切り、尊氏が再起して表返ることで勝利。
軍勢が膨れ上がり、入京した。

ところが、北畠親房・顕家が予想外の急襲をしかけ敗退。
京では勝利を祝っていた。


(33)「千寿王と不知哉丸」
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(34)「尊氏追討」
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(35)「大逆転」
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NHKオンデマンド 太平記






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ハウス・オブ・カード 野望の階段 67 (season6)

(2018米)



前回、ホワイトハウスのフランクのベッドに指輪が置いてあった。
クレアが驚いたのは、フランクの指にあるはずのものだったからだった。

民主党の大スポンサーのシェパード兄妹の製油所が事故で2人死亡。
クレアは州知事を恫喝して非常事態宣言を出させる。住民の安全を第一とした。
彼らの望む法案に署名しないため、クレアの乗る車への発砲も兄の方の脅しだった。

ダグはゾーイ殺害の自白を撤回、クレアの配下となっている医者の携帯を盗み記録を確保し、連邦検事と取引しようとする。

フランクはクレアが恩赦にせず放置したためホワイトハウスに侵入したとのことだった。
クレアが朝起きるとフランクが別室で死んでおり、シェパード兄妹の仕業と推測する。





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Netflix ハウス・オブ・カード 野望の階段 Season6






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英雄たちの選択 森鴎外・37歳の転機 ~小倉“左遷”の真実~ [歴史動画]

(2023日)



神童で、明治7年に年齢を偽り11で東大医学部に合格したという。
19で卒業し陸軍省に勤め、ドイツ留学で自由を知り、『舞姫』となったそうだ。
作家と二足の草鞋を履く生活だったが、上層部の悪意なのか小倉へ転勤となった。
当時は、作家生命が奪われることだったが、周囲の説得もあり研鑽することにした。
3年後に第1師団へ行くことになり東京生活となる。
そこから数多くの作品が誕生したという。
鴎外にとって「左遷」だったが、この期間での交流が深みとなり後に生きることとなったそうだ。




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NHKオンデマンド 英雄たちの選択






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島田晴雄 日本を復活させる国家戦略 [講義等]

(2022日)



島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツTV副座長


(1)戦後の復興戦略と日本経済の凋落
(2)日本経済凋落の原因を究明する
(3)海外と戦後日本に見る逆転のヒント
(4)逆転戦略への具体的提言




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10mTV 島田晴雄 日本を復活させる国家戦略



1960年代、池田勇人政権では、下村治理論により高度成長がなされ輸出立国として成功する。
が、大平政権では輸出偏重で批判を受けバランスの取れたゆとりある成長を目指して「田園都市構想」になったそうた。

が、85年のプラザ合意で円高となり、対策として大幅な財政出動と金利引き下げにより需要が土地と株に集中しバブルとなるも、総量規制と金利引き上げで大不況となる。
そして価格と数量に政治的規制をかけた半導体協定により産業政策がタブーとなったという。

そして輸出立国から輸入依存となり日本は40年凋落し続けていた。
今では、ハイテク製品もワクチンも輸入に頼ることとなっている。
適切なタイミングと額の投資が成されていれば半導体であれワクチンであれ輸出していたという。

官民が連携した国家戦略が必要とのこと。また大胆な少子化対策が必要とのことでした。






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