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本村凌二 ローマ帝国皇帝物語~ローマ史講座Ⅴ [講義等]

(2020日)


本村凌二
東京大学名誉教授/文学博士


(1)オクタウィアヌスとアントニウス
(2)プリンケプス・オクタウィアヌス
(3)権力より権威を重視したローマ人
(4)側近アグリッパとマエケナス
(5)後継者選びの苦悩
(6)国家システムの完成から譲位へ
(7)苦闘するティベリウス
(8)ティベリウスは愚帝だったのか


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10mTV 本村凌二 ローマ帝国皇帝物語~ローマ史講座Ⅴ


オクタウィアヌスはカエサルが元老院を軽視し独裁を危険視され殺されたことから、
建前上は共和制と元老院を尊重し、自らはインペラトール、「最高指揮権保持者」となった。

後継をどうするかで、血脈の解説がなされる。

男児に恵まれなかったので、娘ユリアを姉の子に嫁がせるが、甥は他界。
再婚させ2人の男児が誕生するも成人頃までに2人とも他界。

アウグストゥスはリウィアと再婚するが、連れ子の兄の方が2代目ティベリウスとなる。
その弟と姉の娘との子にゲルマニクスがいて、3代目にするつもりだったが、
ティベリウスが命じた遠征中に死去。

彼は自信の陰鬱キャラと毒殺の噂で、ローマを脱出しカプリ島で生活した。

彼の後は、ゲルマニクスの子カリグラ、弟クラウディウス、孫ネロが皇帝となっていく。
宮廷トップの権力闘争は苛烈であっても、帝国の軍事や行政の管理運営は官僚制により機能していたそうだ。







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